遊園地 8 ページ35
A｢はい。お茶でよかったですか？｣
川西｢あぁ…ありがとう……｣
弱り切った三人に飲み物を渡し、空いているベンチに腰を下ろす
山形｢それにしても、みんな同じ方向に歩いて行くけど…何か始まるのか？｣
白布｢もう少ししたら、向こうの広場でパレードがあるです｣
少し復活した白布が、ペットボトル片手にパンフレットを眺めている
瀬見｢パレードって…あの微妙なキャラクターの……？｣
白布｢もしかして、ワンニャンのことですか？かわいいじゃないですか｣
｢えー…｣とAと瀬見は顔を引きつらせた
天童｢ねぇねぇ、今度は絶叫系乗らない？｣
天童は悲鳴が絶えないジェットコースターを指さした
山形｢いいな！！｣
五色｢高さ五十メートルの所から落下するやつですね！！｣
“絶叫”という単語を聞いて立ち上がった人半分、顔を引きつらせた人半分
大平｢さっきのコーヒーカップも絶叫アトラクションだったろ……｣
川西｢思い出しただけで吐き気が……｣
｢うぇ…｣と再び両手で口を押さえ始めた
川西｢俺、まだ回復してないからパスで……｣
瀬見｢まだ顔色悪いしなー…無理すんなよ｣
瀬見に背中をさすられ、｢すみません｣と掠れた声を出した
牛島｢大平と白布はどうする｣
白布｢たった今全回復しました｣
大平｢俺も大丈夫だ｣
牛島に声を掛けられた白布はスクッと立ち上がり、姿勢を正した
天童｢Aちゃんもジェットコースター乗るでしょ？そしたら、俺隣に座りたい！！｣
五色｢あ、ずるいです！俺が影山の隣に座ります！！｣
｢はい！｣と五色は天童に負けじと元気よく挙手した
A｢すみません、私は遠慮しておきます。この状態の川西さんを放っておくことはできないので……｣
少し眉を下げ、苦しそうに声を漏らす川西に視線を移した
牛島｢そうか。影山、川西を頼んだぞ｣
A｢任せてください｣
自信満々に返事をして、ペットボトルを握る力を強めた
白布｢……やっぱり俺も回復してないかも｣
天童｢はいはーい。Aちゃんと太一以外はジェットコースター乗るよ〜｣
天童は白布の襟を掴んでズルズルと引っ張っていった
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猫ピース(プロフ) - あんこさん» ありがとうございます！更新が遅くなってしまっていますが、早く上げられるように頑張ります！！ (2020年6月4日 9時) (
レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - めちゃ好きです！更新頑張って下さい！ (2020年5月30日 13時) (レス) id: 922d9dcc2b (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 愛甘さん» コメントありがとうございます！文化祭のリクエストはいただいているので、お泊まり会を書かせていただきます！！ (2020年4月27日 12時) (レス) id: 0e0afae3b3 (このIDを非表示/違反報告)
愛甘(プロフ) - 本編も面白いですが、番外編もとても面白いです。文化祭とかお泊まり会見てみたいと思いました……。更新頑張ってください！ (2020年4月26日 22時) (レス) id: 93aef9f3cf (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 波瑠さん» コメントありがとうございます！文化祭ですね！了解です！！ (2018年7月19日 10時) (レス) id: d5b0f2b75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫ピース | 作成日時：2018年4月30日 15時
