夏休み 10 ページ26
白布｢本当にやってくれたよな｣
五色｢はい…｣
A｢すみません｣
無事全員合流することができたが、白布によって二人は怒られている最中だった
瀬見｢まあまあ、見つかったわけだしその辺にしよーぜ。二人とも反省してるみたいだし｣
白布｢フン……反省したならいいけど、先輩達だって探し回ってたんだからな。ちゃんとお礼言えよ｣
見当たらない先輩達を探していると、河川敷の方に座っていた
山形｢聞いてくれ、焼きウニが買えたんだ！｣
川西｢あ、あそこのたこ焼き屋当たりだ。たこが二つ入ってる｣
牛島｢カレーの屋台にハヤシライスが出ていた｣
天童｢賢二郎の焼きそば冷めちゃうよー！｣
｢おーい！｣と、天童は白布を呼んでいる
A｢本当に私達のことを探していたんですか……｣
白布｢……｣
A｢なんで目を合わせてくれないんですか！？｣
五色｢俺達何も買ってないのに……｣
グゥゥッと五色の腹の虫が鳴る
川西｢ちゃんとお前らの分もあるに決まってるだろ。ほら｣
川西が持っている袋の中には、たくさんの食べ物が入っていた
瀬見｢ちゃんとコイツらの分も買ってたんだな。てっきり自分の分だけかと思ってたわ｣
川西｢失礼な。俺がそんな外道に見えますか｣
瀬見｢少なくとも、数分前のお前は俺の目に外道として映ってたよ｣
ヒュルルルと音がしたと思うと、大きな花火が空に散った
大平｢もう花火の時間か｣
天童｢たーまやーー！！｣
花火に周りの人が目を奪われている間、五色はAの隣に並んだ
五色｢でも、よく思いついたよな。首元が光っている人を探せばいいなんて｣
A｢あぁー…お兄ちゃんがそうだったから｣
五色｢兄貴が？｣
少し頬を赤く染めたAを見て、五色は首を傾げた
A｢そう。お兄ちゃん背が高いから、首元に蛍光のシールを貼ってたんだ。迷った時は、高いところから探してたの｣
五色｢へー、考えたな…｣
A｢まあ、毎年毎年迷子になっていた私のせいなんだけどね……｣
五色｢毎年迷ってたんだ……｣
あはは、と乾いた笑いをして五色はAの頭に手を置いた
五色｢今度からは、俺が影山の目印になるよ｣
A｢……それ、私が迷子になる前提で話してるでしょ｣
二人は笑い合って、今日一大きい花火が打ち上がるのを眺めた
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猫ピース(プロフ) - あんこさん» ありがとうございます！更新が遅くなってしまっていますが、早く上げられるように頑張ります！！ (2020年6月4日 9時) (
レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
あんこ - めちゃ好きです！更新頑張って下さい！ (2020年5月30日 13時) (レス) id: 922d9dcc2b (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 愛甘さん» コメントありがとうございます！文化祭のリクエストはいただいているので、お泊まり会を書かせていただきます！！ (2020年4月27日 12時) (レス) id: 0e0afae3b3 (このIDを非表示/違反報告)
愛甘(プロフ) - 本編も面白いですが、番外編もとても面白いです。文化祭とかお泊まり会見てみたいと思いました……。更新頑張ってください！ (2020年4月26日 22時) (レス) id: 93aef9f3cf (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 波瑠さん» コメントありがとうございます！文化祭ですね！了解です！！ (2018年7月19日 10時) (レス) id: d5b0f2b75f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫ピース | 作成日時：2018年4月30日 15時
