影山妹は…はい。モテますよ…番外編

体育祭 3 ページ3

A｢なんですかそれ？｣


天童｢それぞれの部活から一人マネージャーを選出して、誰が白鳥沢一のマネージャーかを競うコンテストだよ〜！｣


A｢え、嫌です｣


はっきり言ってめんどくさい


リレーだってあるし…



川西｢出てみたら、意外と楽しいかもな｣



後ろを走る川西さんは、ケタケタと笑っている



A｢そんなわけないじゃないですか…｣


瀬見｢確か去年は、負けて泣いてた女子いたよな〜｣



うわ…さすがに女の子を泣かすのはダメでしょ…



五色｢天童さん、影山はやる必要ないですよ！


そんなコンテストに出なくても、影山は俺達にとって最高のマネージャーなんですから！｣


A｢五色くん好き｣



そこまで褒められたの初めてかもしれない


純粋に嬉しい


五色｢お、俺も…影山のこと……｣


山形｢若利〜、もっとスピード上げていいよ〜｣


牛島｢？分かった｣



先頭を走っていた牛島さんは、さらにペースを上げて走っていく



大平｢五色、若利に負けてるけどいいのか？｣


五色｢よ、よくないです！！｣



五色くんは、ペースを上げて牛島さんの後を追いかけて行った



川西｢無事死守できましたね｣


天童｢セーフ！！｣


A｢？｣



Aは分からないだろうが


部員達は『『『告白なんて早いんだよ』』』と心の中で思っていた



＿＿＿



やっと白鳥沢に帰ってこれた


A｢はー…疲れた｣



こんなに走ったの久しぶりだな…


明日筋肉痛確定だわ



鷲匠｢影山、お前まで走りに行ってたのか｣



先生は呆れた顔をして、私を見ていた


A｢はい！リレーメンバーなので！！｣


鷲匠｢リレー？｣


天童｢体育祭のですよー！｣



ひょこっと天童さんも話に入ってきた



鷲匠｢…そうか……せいぜい頑張れよ｣


A｢もちろんです！！｣



エビカレーのためだしね！！



牛島｢練習やるぞ｣



　｢｢｢はい！！！｣｣｣



今日もまた、いつも通りの部活が始まる



＿＿＿




鷲匠｢…アイツは、あれのことを知らないのか？｣


天童｢はい｣



そして、天童が怪しい笑みを浮かべていたことに、誰も気が付かなかった

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