149話 ページ3
A｢び、ビキニはちょっと…｣
ビキニを目の前に首を大きく横に振る
天童｢と言うと思って……コレ！！｣
まさかの否定されるの前提で、他に用意していたのか……
渡されたのは、黒文字のロゴが入った少し長めの白パーカーとデニム生地の短パンだった
天童｢これを上から着れば、全然恥ずかしくないヨ！｣
A｢確かに…｣
というか、私と会話しながら選んでたよな…
すごいな、天童さん
天童｢高校生なんだし、ビキニの方がいいよ？合宿に来るマネージャーだって、みんなビキニだと思うし｣
A｢これにします！｣
マネージャーという単語を聞かされて、即答した
清水さんや谷地ちゃんの水着を想像していると、鼻の下が伸びてしまう
天童｢やったね！｣
｢お決まりですか〜？｣
私達のやり取りを見ていたのか、すかさず綺麗な店員さんが笑顔で声をかけてきた
A｢はい。これをお願いします｣
｢かしこまりました。彼氏さんに選んで貰えてよかったですね｣
A｢か、彼氏じゃ…｣
天童｢いやー、初めて彼女にプレゼントしたいと思ってたんで、喜んでくれて嬉しいですヨー｣
そう言って、否定しようした口を手で塞がれた
｢仲がいいんですね｣
天童｢それはもう！彼女にデレデレなんですよ〜｣
口を塞いだまま、ねー、と目を合わせてきた
｢ふふっ、かわいいですね。宜しければ、少しお安くしましょうか？｣
天童｢え！いいんデスか！｣
｢はい。他の店員には内緒ですよ｣
小悪魔みたいな笑顔を浮かべ、タグに値切りシールを貼ってくれた
＿＿＿＿＿
天童｢よかったね！割引きにしてもらえて！｣
やっと口を解放されて、酸素を口いっぱいに吸い込む
A｢天童さん…割引きにして貰えるって、分かってましたよね｣
天童｢ありゃ？バレてた？｣
てへっ、と舌を出して笑みを浮かべていた
A｢バレバレです！！｣
全く読めない人だな……
＿＿＿＿＿
A｢何が一番怖かったって、試着してないのにサイズがピッタリだったことですよ｣
天童｢いや〜、勘だよ！｣
勘でサイズ分かるのは怖い……
雀田｢それじゃあ、着替えに行こうか！｣
A｢はい！｣
＿＿＿＿＿
天童｢Aちゃんは知らないだろうけど、俺好みの水着にしたんだよね〜｣
更衣室に向かうAの背中を見て、天童はクツクツと一人で笑っていた
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猫ピース(プロフ) - tkさん» お返事遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！！ (2023年4月29日 11時) (
レス) id: cfec6b1eb0 (このIDを非表示/違反報告)
tk - めっちゃ好きです！自分のペースで更新頑張ってください！ (2022年12月24日 15時) (レス) id: a205ea319b (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - 私ってこんなにモテるんだ……ムフフ……/////ってみてました☆ (2020年8月14日 21時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - つーぼさん» キュンキュンしてもらえて何よりです！ありがとうございます！！ (2020年8月12日 12時) (レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - すっごく展開気になりますね！応援してます。キュンキュンです！ (2020年8月8日 2時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫ピース | 作成日時：2020年2月15日 15時
