164話 ページ18
A｢ただいまです…｣
瀬見｢おー、おかえりって……どうした影山！！｣
おんぶされているAを見て、瀬見は声を上げた
A｢色々ありまして…｣
牛島｢試合で疲れて動けなくなったから、運んできた｣
山形｢いつものことだけど、若利はやることがぶっ飛んでるよな｣
大平｢本人はそれに違和感がないのが面白いよな｣
牛島はゆっくりとAを下ろした
試合が終わってから結構時間が経っているが、まだAの膝は笑っている
白布｢生まれたての子鹿かよ。どうせ牛島さんの足引っ張ってたんだろ｣
A｢二回戦負けの人は黙っていてください｣
余計なこと言わなければ面倒ごとにならないと分かっていても、挑発するような言葉を白布に掛けてしまう
白布｢はぁ？誰のおかげで準決までいったと思ってるんだよ｣
A｢我らが牛島さんのおかげですけど何か？？｣
川西｢はーい。そこまで｣
間に入ってきた川西が白布の肩をつかんで小声で囁いた
川西｢賢二郎も素直にお疲れって言えよ。好きな女子にいじわるする小学生か｣
白布｢べつにそんなんじゃ……｣
白布がチラ見すると、Aは首を傾げた
川西｢影山、賢二郎はツンデレなだけだから｣
A｢そうなんですか。白布さんはツンデレというやつなんですか〜｣
Aはいい情報を得たというような顔で不吉な笑顔を浮かべた
白布｢たーいーちー…｣
白布は睨みを利かせながら、川西を追い回し始めた
天童｢あ！みんなそろってるね！！｣
試合を見に行っていた天童と五色が帰ってきた
五色｢決勝、梟谷の相手が決まりましたよ！｣
_＿＿＿＿
何だよこいつら…
及川｢岩ちゃん！！｣
及川が上げたトスは、岩泉が打ち抜くコースの視界を切り開いた
岩泉｢っらぁ!!｣
岩泉のスパイクは相手コートに入り、試合終了のホイッスルが鳴る
俺らの方がビーチバレーを長くやっているのになんで……
膝をついて上を見上げると、相手の二人と目が合う
二人は真顔で口を開いた
｢｢Aに近づこうなんて百万年早ーんだよ｣｣
｢！｣
それだけ言うと、観客の拍手の間を抜けコートを後にした
『あなたでは絶対に勝てません』
笑顔で言い切ったあの女の顔が横切る
｢俺をおちょくりやがって……｣
許せねぇ…あいつらも……あの女も……＿＿＿＿
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猫ピース(プロフ) - tkさん» お返事遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！！ (2023年4月29日 11時) (
レス) id: cfec6b1eb0 (このIDを非表示/違反報告)
tk - めっちゃ好きです！自分のペースで更新頑張ってください！ (2022年12月24日 15時) (レス) id: a205ea319b (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - 私ってこんなにモテるんだ……ムフフ……/////ってみてました☆ (2020年8月14日 21時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - つーぼさん» キュンキュンしてもらえて何よりです！ありがとうございます！！ (2020年8月12日 12時) (レス) id: 5b1a54fd8f (このIDを非表示/違反報告)
つーぼ - すっごく展開気になりますね！応援してます。キュンキュンです！ (2020年8月8日 2時) (レス) id: f4d4b73c32 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫ピース | 作成日時：2020年2月15日 15時
