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・19話 ページ20

〜碧斗Side〜


母「碧斗〜!仕度できたの〜?」


碧斗「待って!靴入れるの忘れた!!」


母「もー、早くしないと間に合わないわよ!!」


碧斗「分かってるって(汗)」


今日は全国大会初日。今時計の針は朝4時前を指している。


A「あ、碧兄!!」


碧斗「!悪い、起こしたか?」


Aは階段の段の上に座って、眠そうに目を擦っている。


A「ううん。自分で目覚ましかけてたの。」


眠気はまだ冷めないらしく、笑顔がいつもより柔らかい。


碧斗「まだ寝てていいぞ。」


ポンポンとAの頭を撫でると、急に真剣な顔付きになって俺を見つめている。


A「……いよいよ今日だね…」


碧斗「……あぁ。なんか、実感湧かないなw」


「はははっ」と、笑ってみせるがAの顔はどこか寂しそうにしていて、視線を地面に逸らて


なんか、いつものAじゃないみたいだ…


A「……私、学校からだけど応援してる。碧兄の力、存分に発揮してきてね…」


碧斗「!もちろんだ。父さんと母さんが居ないからって、ゴロゴロすんなよ?w」


A「大丈夫です〜w」


母「碧斗!もう行くわよ!!」


母さんが、玄関先で大声を出して俺を呼んでいる。そろそろだな……


碧斗「…じゃ、行ってく…「待って!!」!?」


A「…これ!!」


Aが俺の手の平に何かを握らせてきた。これって…


碧斗「翡翠のキーホルダー?」


A「うん。神社のおじちゃんに特別に分けてもらった翡翠で作ったの。」


あー、どおりで最近付き合い悪かったんだな。しかも、手作りしてくれたんだ…普通に嬉しい。


A「…私だと思って、持って行って…」


碧斗「…ああ。ありがとう。…これがあれば全国制覇できるな!」


A「!!オーバーだよw」


母「碧斗ー!!!」


碧斗「今行くって!….じゃあ、




いってきます!!」





A「…いってらっしゃい!





お兄ちゃん!!」


車に乗り、Aは車が見えなくなるまで見送ってくれた。


貰ったキーホルダーを握り締め、俺は全国制覇を固く決意した。

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猫ピース(プロフ) - おもちさん» ありがとうございます!!最近忙しくて投稿できていませんが、落ち着いたらまた投稿するので少々お待ちください(o_ _)o (2019年2月15日 17時) (レス) id: c06ce529db (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 木葉がかっこいいです(^^)続きがめっちゃ気になるんで、主さんのペースで頑張ってください!応援してます(*^◯^*) (2019年2月12日 19時) (レス) id: 7145a4fb65 (このIDを非表示/違反報告)
猫ピース(プロフ) - 速水ヒロcv前野智昭love♪さん» コメントありがとうございます!読み直していただけて嬉しいです。木葉君、カッコイイですよね!!もっと梟谷を研究して、作品を書けるようにします! (2018年10月6日 11時) (レス) id: 231c5f83ee (このIDを非表示/違反報告)
速水ヒロcv前野智昭love♪(プロフ) - 猫ピースさん初めましてコメント失礼します。この話は前々から気になっていて一度拝見したときにコメントをお書きするのを忘れてしまい。もう一度読みました。木葉君カッコいいですよね?俺(※男です)木葉君と赤葦君が好きなのでこの話は俺のドストライクのお話です。 (2018年10月2日 21時) (レス) id: 5e287a4c41 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫ピース | 作成日時:2017年12月4日 23時

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