▽ ページ25
貴方side
放課後、学校が終わり、悟の家へ向かう。
途中スーパーとかで食材を買っていくのも忘れない。アイツのことだ、きっと何も食べてないに違いない。←
合鍵を使ってマンションの中へ。
『悟〜、元気か〜??』←
そう声を掛けながら寝室へ向かうと、ベッドの上に大きな塊。
その塊は「もそり」と動き、そのままうごうごし始めた。←
新種の踊りか何かかな?←
やがて、そのうごうごしていた塊からひょこっと顔を出す悟。可愛いな畜生。
悟「…A…?」
『おう。』
片手を挙げると、悟は「ん"〜」と唸りながら体を起こした。いやいや、寝てろって!
『おいおいおいおいバカ、起きるな寝ろ。』
悟「…だって…折角Aいるのに……。」
熱で真っ赤になって息を荒くし、潤んだ瞳で俺を見る悟。
俺は『バカか。』と言ってくしゃりと悟の頭を撫でた。
あっ、コイツの髪の毛、サラサラだ…!は?は?この前あんなガシガシ適当に洗ってたくせに?は????←
(何げにお泊まりして一緒に風呂入ったことを読者に言っちゃってるA)←
ひとまず、悟のデコに触れてみる。
『どれどれ体温は…熱!?おま、冷えピッタンくらい貼れよ!!』
悟「無かった〜…」
『(買って来といて良かった!!)』
レジ袋をがさごそと漁り、お目当ての冷えピッタンを出すと、悟のデコにぺたっと張り付ける。
悟「んっ…」
『これで少しは熱下がんだろ』
悟「…冷たい」
『だろうな。』
風邪なんか引いたこと無かったから、どうすれば良いのか分からなかったんだろうな。
とりあえず俺は悟に『台所借りんぞ』と言って、悟の枕元に水を置いて台所へ行った。
普段から料理をあまりしていないのか、随分と綺麗だ。掃除はしてるっぽいな。
米を磨いで炊飯器に水と一緒に入れて、スイッチを押して炊き上がるのを待つ間に、買ってきたネギなどを切る。
味は薄めの方がいいな。あまり濃いのを渡しても、重いだろうし。
トントン、とリズムよく切っていると、不意に背中から伸し掛かる、熱い物体。
そのまま腹の前で手を組まれる。
『…悟、寝てろよ…』
悟「…んー…やだ、もう少しこのまま…」
手元狂ったらどうすんだ、と思いつつ、コイツには何言っても聞かないのでそのままされるがままになっていた。
181人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「五条悟」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒猫静 - 花ネコさん→了解致しました!書きます! (2021年3月2日 15時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)
花ネコ - リクエスト失礼します!夢主と五条が水族館デートをするのと前世verの五条が久しぶりに帰ってきたら甘えてくるの2つをお願いします! (2021年3月2日 0時) (レス) id: 35f1dbe551 (このIDを非表示/違反報告)
花ネコ - ありがとうございます!めっちゃ良かったです!またリクエストしますね! (2021年2月28日 21時) (レス) id: 35f1dbe551 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫静 - 朱鷺夜さん→よ、良かったああああ(歓喜) 花ネコさん→了解です! (2021年2月27日 19時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)
花ネコ - リクエスト失礼します!夢主がネコショタ化(記憶なし)現世verと高専時代の五条と現世の五条が夢主を取り合うのをお願いします! (2021年2月27日 18時) (レス) id: 35f1dbe551 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:黒猫静 | 作成日時:2021年2月15日 20時