そこの○○○○、落ち着こうか。2[呪術廻戦]【男主】

えいと ページ46

貴方side


『は、ぁ……///』

腰が抜け、その場にぺたん、と座り込む。悟は「ククッ」という笑い声を、喉の奥から洩らしている。

『っに、すん、だよ…！』

涙で潤んだ目で悟を睨めば、「何それ、誘ってんの？」と言われる始末。

もうやだ、おうちかえりたい。←

こんなホームシックなるとは思わなかったよ。我が家が恋しい(((←

悟はしゃがんで、再び俺と目線を合わせる。

逸らしたいが、多分だが逸らしたら確実に何かが起こる絶対多分。←

悟は親指を俺の唇にふにっと押し付けて、むにむにと押したりして弄んでいる。

何がしたいんだ、という意味も込めて悟を見つめれば、くちゅっと口内へ入ってくる親指。

それは、俺の舌を見つけると、ぐっと押し付けたり、引っ張ったりする。

『ん"、ふぁ、や、め……！』

悟「…ここが外じゃなきゃな、今すぐにでも僕はAを押し倒していたのにな。」

はぁ、とため息をつきながら悟は俺をみる。同時にくちゃっという音をたてて、口内から親指が引き抜かれた。

悟「Aが死ぬときに言ったんじゃん。もし見つけたらその時はお前の好きにしていいって。…忘れたとは言わせないよ。」

真剣な瞳で俺を見る悟からは、あの俺様な部分も軽薄でおちゃらけた部分も感じられなかった。

それほど、俺を想っていてくれたのか、と。

嬉しく思ってしまう俺は、可笑しいのだろうか。

ああ、イカレているのかもしれないな。

ないん→←せぶん

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