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貴方side


直後。

森だった辺りの景色は、白い白い空間へと変わる。

その白い空間の中に、何故か蒼い鳥居が並び、奥へと続く階段が現れる。

すると、白かった空間には、次々と幾何学的な模様が浮かび上がる。

それは時計の数字にも見えるし、何かの呪文にも見える。

隣に気配を感じれば、「僕」がそこには立っていて。

“………相変わらず、此処は変わらないな。”

と、懐かしそうに目を細めた。

『…なぁ、まだ俺を殺したいか?』

“当たり前だろ?じゃなきゃ僕はどうして生まれたんだ、って話になるよ。”

『ははっ、だよなぁ』

俺は少し寂しげに笑う「僕」を見る。

『…なぁ、お前さ、名前、つけてやるよ』

“は?何でだよ。”

『だって俺と同じ名前じゃ、何か嫌だろ?』

“…ネーミングセンスに期待してるよ”

『……じゃあ……








  遥斗で。』

俺がそう言うと、「僕」____遥斗は、とても嬉しそうに、哀しそうに。

“…気に入った。またな、A。また来世で。”

と、言った。

『あぁ。』

またな、遥斗。

俺はいつの間にか目の前に刺さっていた蒼空を手に持ち、遥斗を斬った。

最後に遥斗は笑って、“悟に宜しく”と言って消えていった。

それと同時に領域を閉じる。

凄まじい疲労感が、俺を襲った。

『ッ、は、ぁ……!』

血が止まらなかった。

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ぽんず(プロフ) - 完結おめでとうございます!そしてお疲れ様です!是非とも番外編を作って頂きたいです!! (2021年2月14日 17時) (レス) id: 22afa4f87f (このIDを非表示/違反報告)
朱鷺夜 - 完結、お疲れ様です!めちゃくちゃ面白かったです!ぜ、是非とも番外編も作ってほしいです!読みたいので!お願いしますっ! (2021年2月14日 11時) (レス) id: 6c7d93c75a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫静 - 推しって…旦那だよね!?さん→えへへ、頑張ります! (2021年1月31日 16時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)
推しって...旦那だよね!? - オォォォォォォ――――――!!!面白ことになっとる!続きがめっちゃ気になる...!どうなっちゃんだろ!?更新頑張って下さい!応援してます! (2021年1月30日 18時) (レス) id: a175662a1a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫静 - 黒狼さん→ありがとうございます!展開はね…(((←お楽しみです!w (2021年1月22日 17時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫静 | 作成日時:2021年1月15日 17時

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