そこの○○○○、落ち着こうか。2[呪術廻戦]【男主】

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主は戦闘シーン苦手です☆

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貴方side

キン！キンッ！と刀同士のぶつかる音が、森の中に響く。

目の前に立つ「僕」は、憎々しげに舌打ちをした。

『おいおい、お口が悪ぃな？一体親は何を教えて来たんだかな？？』



“ｯ黙れ黙れ黙れ！お前さえ居なければ！！！！！！”

『はいはい、聞き飽きたっつーの』

仕方ない。辺りに人は居ないだろうが、一応帳を下ろすか。

そして。

『…時羅刹術…進羅。』

俺は術式を使う。これは、ただ時を進めるだけの術。

けれど。

“な………ッぐ…！”

こいつ…「僕」には効くだろうね。

こいつの時を進めただけ。なのにこんなにダメージがあるということは。

もとよりコイツは、「僕」はなにもしなくても死んでいた、ということだ。

そりゃそうか。一回死んでるしな。

『はは！さっきまでの威勢はどこいったんだよ。あ？？』

“〜〜〜！”



初めて「僕」の顔が、苦痛に、絶望に染まった。

俺ですらしたことのない、その人間らしい表情に。

俺は羨ましいと思ってしまった。

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