そこの○○○○、落ち着こうか。2[呪術廻戦]【男主】

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貴方side


偶全そこらへんを歩いていたら、真人に会い、…俺は全てを話した。

何故か？それは、真人に俺は、本当は会ったことが会ったからだ。

俺の以前勤めていた高校…真人はそこの卒業生だった。

あのとき、再開した日に俺の名字が五条と聞いて色々察してくれたのか、すぐに話をあわせてくれた。

俺が話を終えると、真人は「分かった」と頷いてくれた。そして、真剣な表情で。

真「後悔はしてないの？」

と聞いてきた。

『…はは、後悔、か。………してないと言ったら嘘になるな。』

真「……いいの？本当にいいの？俺たちから記憶を消すってことは…」




“独りになるってことだよ？？？”




『…あぁ、いいんだよそれで。』

随分とまぁ、俺を心配してくれていたなぁ…。

その真人の記憶も消してしまった訳なんだけどな。

…………後悔か。

あぁ、してる、してるさ。でも、もう遅いんだよ………。

記憶を消したらもとに戻すことは不可能。何度も言うが、俺が死なない限りこの術式は絶対に解けない。

『…はは。』



ビルの屋上から、夜の街を見下ろしながら自嘲気味に笑う。

あぁ、つくづく嫌になる。この世界は………俺という人間が居なくても、廻ってしまうんだから。


…なぁ悟。お前は今……幸せに暮らしているのかな。

好きって言ってやれなくてごめんな。





…“愛ほど歪んだ呪いはない。”


悟「嫌だ、嫌だ……！僕は……“俺”は何を忘れている………！？」

まぁ、思い出すこともないだろうけどな。

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