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貴方side


取り敢えず、誰も来ないであろう人気のない教室へにげこんだ。ここ、教室数多いんだよな…。

『ま、流石に悟もここまではこれn』

悟「僕が何だって?」

『ファ!?』

背後にいた。音も気配もなく、背後に立たれてた。怖すぎだろ。←

悟「まったく、ちょこまかと…」

俺を抱き上げて近くの机に座らせる悟。いや、何で?

悟「とりま、元に戻ろうね☆」

『ハ?何いって、ん、ん……!!?』

【悲報】セカンドキスも悟に奪われた

悟はすっ…と離れていき、にや、と笑う。いぶかしげに声をあげようとすれば、さっきより視線が高い。

つまり、元に戻っていた。

『うっそ………』

悟「ホントだよ〜。…さて?」

にこにこと黒い笑顔で、俺を見る悟。逃げようにも机に座ってるし、手を机に突かれていて、逃れられない。

悟「セカンドキスも僕に奪われた感想は?」

『…最悪。』

俺はふいっとそっぽを向いた。俺は一応、ゲイではない。悟も以前、そういってた筈だ。(まぁ、高専時代の話だが。)なのに、何故。

悟「僕、Aが好きなんだよ?前も言わなかった?言ってないっけ?まぁいいや。」

いや良いのかよ←

悟は右手で俺の頬に触れる。

すりっ…と手をすり寄せられ、『ん…』と声を出してしまう。

悟「…ね、もういい?流石に僕も、お預け喰らわされていい子で待てる程優しくないよ」

『…悟?…、んっ、ぅ……!?』

今度は、噛みつくようなキス。何度も何度も、角度を変えて、浅く、深く、俺に口付ける悟。

息が苦しくなり、口を開けば舌を入れられる。

『んっ、ぅ…!ふぁ、は…!』

くちゅ、という水音。離れていく悟と俺の舌を伝う、透明で、銀色のような色合いの糸。

…嫌じゃ、無かった。普通気持ち悪いとか思うのに。相手が悟だったからなのか、はたまた俺が最初からそっち系だったのか。

悟はそんな俺の考えを見通したようにフッと笑い…

悟「俺に墜ちてこいよA。一生俺から離れられないようにしてやる。」

その言葉に、俺は軽く目眩を覚えた。きっとこんなものは序の口だ。

俺、生きてられるかな…いろんな意味で……。

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寝子ちゃん - 初コメ失礼します!画面の前でめっっっちゃニヤニヤしちゃうくらい良かったです!! (2021年2月25日 17時) (レス) id: 5563823ffc (このIDを非表示/違反報告)
黒猫静 - オトさん、ひきねこさん、ありがとうございます!!嬉しい(((( (2021年1月18日 0時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)
ひきねこ - めっちゃ面白いんですが(唐突)そのせいで画面の前で色々と悶えてますwえーと、続編の方も頑張ってください!読みに行きます、応援してます! (2021年1月17日 23時) (レス) id: b9ac26b4ea (このIDを非表示/違反報告)
オト(プロフ) - 真人が仲間なの凄い好きです!ありがとうございます!順平生存ルートも好きです!夏油の生存呪術師ルートも好きです!この作品めちゃくちゃ好きです!更新頑張って下さい!続編も絶対見ます!この作品書いてくれてありがとうございます! (2021年1月17日 9時) (レス) id: 480cdeed04 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫静 - 皆さん…ありがとうございます!続編出来ましたので、そちらでもぜひコメントを…!(((殴 これからもがんばります♪ (2021年1月16日 15時) (レス) id: e2d9da3aac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒猫静 | 作成日時:2021年1月8日 2時

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