二次元しか愛せない系少女、花言葉 ページ32
またまたまた引き続き敦side←
「分かってないなぁ国木田くんは」
やれやれ、と、困った様に首を振る。
そんな太宰さんにムッときたのか、
「なら何故なのだ。早く云え」
と少し怒り気味で云った。
「『花言葉』、なるものを知っているかい?」
国木田さんに楽しそうに問いかける太宰さん。
「『花言葉』、だと?」
一方国木田さんは眉間に
「『花言葉』は、色々な花に、その花の特質などによって象徴的な意味を持たせたもの」
鏡花ちゃんが国木田さんに向かって説明をする。
国木田さんは「そ、そうなのか…」と手帳に花言葉の意味を書き留める。
「花言葉も知らないなんて…若しかして国木田君の周りだけ時が止まっているのかい?」
そこで太宰さんが国木田さんに余計な一言を告げる。
「太宰絞められたいか」
「え、とっても嬉しい←」
頬に手を当てて、何故か照れ気味で云う太宰さん。
そんな二人に僕は
「国木田さん無駄ですよ。太宰さんそんな事したら余計喜びます←」
「嗚呼そうだったな…」
頭が痛くなってきた…と溜息をつく国木田さんに、お疲れ様です、と谷崎さんが声を掛ける。
すると、タイミング良く会議室の扉が開く。
開けたのはナオミさんだった。
「被害者様が目を覚ましましたわ」
与謝野さんが直ぐに反応し、ナオミさんに問う。
「本当かい?それは」
「ええ。今、此方においでになりますわ」
その答えにも与謝野さんは返答を直ぐに返す。
「大丈夫なのかい?
被害者の奴に使われた睡眠薬はかなり効き目が強いものだったよ?
そう直ぐには起きては歩けないと思うけどねェ…」
「それなら心配ありません」
ナオミさんの後ろから、ヌッ、と顔が出てくる。
泣き黒子が特徴的の、今回の件の被害者の方だ。
「良くこういう事はあったので。もう最近は、睡眠薬があまり効かなくなってきましたし…」
へらっと笑ってそう云う。
…彼は一体何の仕事をしているのだろうか。
ん!と声が聞こえたかと思うと
「あ、そう云えば、君が監':禁されていた隣の部屋の花の種類は分かるかい?」
と被害者の方に話を振る。
被害者の方は突然の事に狼狽えもせず、ん〜、と少し考え込んで云った。
「僕、鉄の扉で遮されて花が見えなかったんですけど…匂いからして、多分、水仙の花だと思います。」
「あ、そう、それです。その色違いの真っ黄色でした」
「確かに、水仙はよく公園等で見る花ですね!」
賢治くんが納得するように頷く。
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氷華(プロフ) - 自分のペースでゆっくり書いて欲しいです(*´ー`*)これからも応援してます!! (2019年2月25日 22時) (レス) id: ed00fd4798 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレヰト - とても面白いので、ふっとネタが降りて来た時にでも書いてくれれば嬉しいです!別に、文がおかしくても構いません!間違えたら直せばいいんです!検討お願いします! (2019年2月17日 19時) (レス) id: 9bf0bfde55 (このIDを非表示/違反報告)
雨咲 水葉(プロフ) - 自分のペースでのんびりと書いてもらえればうれしいです。この作品の中好きだったので(半分ないよう覚えてないや。汗)とにかくこの作品、途中半端で終わらさずゆっくりでいいのでつづきお願いしますm(_ _)m (2019年2月11日 20時) (レス) id: c9fa56c96c (このIDを非表示/違反報告)
怜奈(プロフ) - 続きをオオオオオオオオーーーーーーー(///ω///)♪ (2018年5月6日 21時) (レス) id: 14ed024632 (このIDを非表示/違反報告)
雨傘響音(プロフ) - あれ…中也さん、夢主誘った本来の目的は…?(;´・ω・) (2018年4月7日 14時) (レス) id: f78f4d1bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:お布団@自宅警備隊No.7 | 作成日時:2017年6月19日 19時