二次元しか愛せない系少女、絶賛狙われ中です【文スト】

二次元しか愛せない系少女、返信 ページ14

Aside

『本に夢中になってて冷蔵庫に入れるの忘れちゃってた事件☆(以下 生肉事件)』の後

私は何故か冷蔵庫の前で爆睡していた。

多分昨日久々外に出た為、疲労が溜まっていたのだろうか。

今は午前八時、私にしては早起きな方だ。
昨日は夜更しが無かったからだろう。

まぁ腹も減っているので、食パンをトースターに放り込みその間目玉焼きを作り乍珈琲を炒れる。

私一応料理は出来るよ？
…兄には勝てなかったけども。

今日は八月一日。本格的な夏に入ったせいか、
眩しいくらいの太陽が窓からさす。

たった今焼けた食パンにバターを塗りながらパソコンを起動させる。…あちっ。

そして昨日探偵社から届いた電子手紙を開く。
少し読んでみたが、迚も分かりやすく
丁寧が説明であった。

探偵社からの電子手紙の一部を読んでみると、

『＿依頼の件についてですが、
詳しい状況等を知る為、一度依頼者様と面談を
行いたいと思っております。＿』

との事。

…マジか。成る可く外に出たくなかったのだけど。

然し依頼をしてしまった以上、今更断るのは失礼だろう。

「むぐぐ…なんて返信しようか…」

食パンを口に詰め込み、甘めの珈琲を流し込む。

パソコンの隣にあった視力低下を防ぐ為の眼鏡を掛け、ひたすらキーボードを叩く。


＿数十分後。

「…出来た」

送信先を探偵社へ設定し、送信釦を押す。

『送信中…』という表示は
直ぐに『送信完了』に変わる。

「ふぅ…後は探偵社からの返信を待つだけかな

…っあ！あの遊戯(ゲェム)やるか」

このアプリは、最近私がどハマりしている
協力系のアプリだ。

大雑把に説明すると
組合(ギルド)に参加し、組合員(ギルドメンバー)と共に協力して敵を倒して行く遊戯だ。

因みに私は『〇〇好きは集まれ』という組合に所属している。

組合員の中でも、経験値(レベル)はトップだ。

次に強いのは、このアプリの中で一番仲の良い
『素敵帽子』さんだ。

名前のセンスは…まぁ置いといて
一度も会ったことはないけども個チャ等で
良く話したりする。

取り敢えず暇。なので素敵帽子さんをボス戦に誘う。

嫁愛してる*Lv.215素敵帽子さん、マルチでボス戦に行きませんか?

すると数分後、

素敵帽子*Lv.199よォ、久しぶりだなァ。今は一寸仕事中だから、仕事終わってからでいいか?

と返信が来た。







その後素敵帽子さんとボス戦に挑み、
当然の様に勝利を収めた。

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