story7 ページ9
.
『っ……!!』
あのマセガキに突き飛ばされたまま、対処しきれずに体が傾く私。
直後に訪れるであろう痛みに備えて目を固く閉ざし____。
「………おっと」
瞬間、訪れるはずの衝撃の代わりに柔らかい感触。
ふわっと落ち着く匂いに包まれて、
私は固く閉じていた目をうっすらと開ける。
そして顔を上げると、いつもより目線が高いけれど見慣れた金色の髪に褐色の肌の童顔イケメン。
「すみません。ここは従業員以外、立ち入り禁止なのですが…」
そう言って困り顔を浮かべるこいつは
私がポアロに来た目的でもある降谷さん。
個人的には焦ったり、真っ青な顔色の降谷さんが良かったけど、まあ良しと___いや、
そんなことよりも私には重要な事がある。
『………………き、きき』
「き?」
『……気安く触ってんじゃねぇよ、このロリコン上司ぃぃぃぃぃぃいいいい!!』
この性格悪い上司に抱きしめられるとか、そんなの私のプライドが許さねぇ!
コナン君を手本に、驚きで固まっている降谷さんを思いっきり突き飛ばす。
だが相手は私と同じく公安警察で成人男性。
そう簡単には行かねぇか((
「おま……椎名!?」
『はい、残念ながら降谷さんの部下の椎名Aっすよ』
目を丸くさせる降谷さんを横目に私は思いっきり笑ってやった((
.
526人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
匿名 - 読んでて面白かったです!後、リクエストお願いしたいんですけどスコッチこと諸伏さんと降谷さんと主人公のちょっと遅めのバレンタインの話お願いいたします! (2019年3月13日 0時) (レス) id: 24edc1aa4d (このIDを非表示/違反報告)
Misa .k - とても面白いです!幼児化してしまって、警察で色々言われていたところは、1人で笑ってしまいました。次の更新楽しみにしています。 (2018年8月30日 19時) (レス) id: bbe8adb650 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 続きが楽しみにしてます (2017年5月28日 20時) (レス) id: aa9084d7b6 (このIDを非表示/違反報告)
srina(プロフ) - 純黒の悪夢やばいですね!!更新待ってます (2017年4月2日 12時) (レス) id: 80e36d9dfc (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - Aliceさん» 誤字ですね。ご指摘ありがとうございます(*_ _) (2017年3月26日 15時) (レス) id: 962162ec13 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:虚白 | 作成日時:2016年12月31日 21時