【名探偵コナン】公安警察の彼女は幼児化したようで

story2 ページ4

.


「それで、なんでAさんはそんな事になっちゃったのさ」

ようやくいつもの落ち着きを取り戻したコナン君は早口で私に問う。


『そんな事とは失敬な。
ただ組織のヤツらにNOCってことがバレた上に、変な薬飲まされて気づいたらこのザマだったんだよ』

「………はぁ!?」

ちょっと、うるさいよコナン君。

こんな澄み渡る空に小鳥の鳴き声が響いてるのにそんな大きな声を出すとか。

『………はぁ』

「いや、溜息つきたいのはこっちだよ!!
ていうかバレたって安室さんは大丈夫なの??」

『おいガキ、何サラリと爆弾落としやがる』


そう、私はあの無駄に優秀で童顔な上司に一言も連絡してないのだ。

多分だけど今頃私が組織から消されたことを知って大慌てしているのだろう。

あ、待って想像したら笑えてきた。

あの人を小馬鹿にしたような顔ばかりする
あの上司が顔を真っ青にして慌てるとか。


『くっ、あはっ、あははははははっ！！』

「………遂に壊れやがった」

『だって、だってあの安室さんの焦った顔とか想像するだけでお腹が痛いいいいい』


というか遂にってなんだよ、遂にって。

前から私が壊れることを予想してたようなもんじゃんか。


『ふぅ……ま、連絡ぐらい後ででいっか』

「いや、良くねぇよ!?」


なんか今日のコナン君は私に対してツッコミが多すぎるのは気のせいか??


.

story3→←story1 -コナンside-

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す