story19 ページ21
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「ほぉ、随分と肝が座ってる嬢ちゃんだ。
だがそこまで言うならこっちも強行突破だ」
そう言って銀色に光る包丁をリュックから取り出す犯人。
『そりゃどうも。全然嬉しくはないけど……なっ!!』
これは一か八かの賭けだ。
相手がまだ私に油断している間に相手の足を蹴り、バランスを崩す。
そして、その間に歩美ちゃんを救出する。
上手くいくかは50%の確率。
でも私は諦めねぇ。なんたって_________
『何もしなきゃ変わらねぇんなら、
取り敢えず当たってみるしかないだろ!!!!』
歩美ちゃんを見捨てたくはないのだから。
そして私は犯人の懐に入り込みすかさず
弁慶の泣き所を蹴る。
「……………ッ!! こんの糞ガキ!!」
少し刃物が腕を掠めたが、予想通り歩美ちゃんが犯人の手から離れ、それをキャッチ。
_________でも駄目みたいだ。
歩美ちゃんに覆いかぶさるように倒れる私に高く、高く刃物を振り上げる犯人。
そしてそのバックには美しく輝く月。
……これじゃあジンの時と同じじゃねぇかよ。
あの時と同じく覚悟を決めて、目を閉じようとしたその時_____。
「………そこまでだ」
突如、目にも鮮やかな金色が視界に映ったと思えば目の前の犯人が倒れる。
「相変わらず行動力は人一倍あるくせに、考えてから行動するのは苦手なようだな、椎名」
『………………なんですかそれ、先輩のくせにくそカッコイイじゃないですか』
「お前が俺を褒めてくれるとは珍しいこともあるんだな」
そう言ってフッと笑う男_____降谷零。
私はこのセクハラ行為が多く、ロリコンで童顔で、でも優秀な……自慢の先輩に助けられた。
「取り敢えず説教は後でだ。俺はコイツを警察に通報するからお前は俺の車に乗っとけ」
言い終わると同時に車のキーをこちらに投げる彼。
私はそれをキャッチすると限界がきている体を先輩の車がある方へと歩きながら言った。
『お礼とか、も、後ででお願い、しますね』
「…………ああ」
その後、先輩の車になんとか乗ってからの記憶は覚えいない。
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自分でも書いてて思った。
どこぞの少女漫画にありそうな展開だなと(((
まあ、夢主ちゃんの口癖かけたから満足ww
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匿名 - 読んでて面白かったです！後、リクエストお願いしたいんですけどスコッチこと諸伏さんと降谷さんと主人公のちょっと遅めのバレンタインの話お願いいたします！ (2019年3月13日 0時) (
レス) id: 24edc1aa4d (このIDを非表示/違反報告)
Misa .k - とても面白いです！幼児化してしまって、警察で色々言われていたところは、1人で笑ってしまいました。次の更新楽しみにしています。 (2018年8月30日 19時) (レス) id: bbe8adb650 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 続きが楽しみにしてます (2017年5月28日 20時) (レス) id: aa9084d7b6 (このIDを非表示/違反報告)
srina(プロフ) - 純黒の悪夢やばいですね!!更新待ってます (2017年4月2日 12時) (レス) id: 80e36d9dfc (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - Aliceさん» 誤字ですね。ご指摘ありがとうございます(*_ _) (2017年3月26日 15時) (レス) id: 962162ec13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：虚白 | 作成日時：2016年12月31日 21時
