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story14 -コナンside- ページ16

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「うーん、ご飯の心配もなくて安全なところって条件だけなら一応心当たりはあるけど……」

『本当!?』

俺がそう言うとキラリと目を輝かせる彼女。
公安警察のくせに感情が表に出過ぎてると思うが、それも彼女の長所の1つだろう。


「うん、加代さんが良かったらなんだけど
僕の家なら________」


いいよ、と言おうとして俺は反射的に言葉を
飲み込む。


なんせ先程までは明るい笑顔だった人が、いきなり無表情になり禍々しいまでの殺気を放つのだ。

しかも昼食と言って食べていたハンバーグを
食べやすく切るためのナイフをシャキッとこちらに構えている。


『…………君、冗談キツイよ??
もしも本気で言ってんならその喧嘩、今すぐにでも買わせてもらうけど』


やべぇ、これはマジでやべぇ。
真夏だってのに心なしか気温が氷点下に感じる。

更に言うと最近気づいたことだが、
Aさんが本気で怒っている時は二人称が《君》になる。……つまり今がその時だ。


俺いつのまに彼女の地雷を踏んだんだよーーーーーー


全力で脳みそをフル回転させると、俺は思っていたよりもすぐに答えに辿り着いた。




___工藤邸の住人、沖矢昴《赤井秀一》だ。


それに気づいた瞬間、俺は過去最高レベルの
速さで彼女に謝る。


「あ、ごめんなさい加代さん!!
僕、加代さんが沖矢さんの正体知ってるの
うっかり忘れちゃってて!!」

『…………ふーん』

「あの、えっとその本当にごめんね!!
お詫びにほら、僕になにか出来る事だったら何でも1つ言うこと聞くから!!」

『……そう、まあいいよ。コナン君にはお世話になってるし。あ、それと今の言葉ぜってぇ忘れんなよ!!』


ほとんど死ぬ覚悟で謝り倒すと、どうやら許してくれたらしい。
その証拠に最後の方にはいつもの彼女に戻っていた。



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実は、あと何話か進めたら「純黒の悪夢」編に突入したいと思っています(^^)


それと夢主ちゃんが赤井さんの正体を知ってるかについてですが、文字数の関係で次に書かせてもらいます><

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匿名 - 読んでて面白かったです!後、リクエストお願いしたいんですけどスコッチこと諸伏さんと降谷さんと主人公のちょっと遅めのバレンタインの話お願いいたします! (2019年3月13日 0時) (レス) id: 24edc1aa4d (このIDを非表示/違反報告)
Misa .k - とても面白いです!幼児化してしまって、警察で色々言われていたところは、1人で笑ってしまいました。次の更新楽しみにしています。 (2018年8月30日 19時) (レス) id: bbe8adb650 (このIDを非表示/違反報告)
りん - 続きが楽しみにしてます (2017年5月28日 20時) (レス) id: aa9084d7b6 (このIDを非表示/違反報告)
srina(プロフ) - 純黒の悪夢やばいですね!!更新待ってます (2017年4月2日 12時) (レス) id: 80e36d9dfc (このIDを非表示/違反報告)
雨音(プロフ) - Aliceさん» 誤字ですね。ご指摘ありがとうございます(*_ _) (2017年3月26日 15時) (レス) id: 962162ec13 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:虚白 | 作成日時:2016年12月31日 21時

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