【ハイキュー】彼女がマネージャーをやる理由

いつも通りに輝いて ページ12

ドッ、とレシーブする。




スパイクだしな。






そのボールは研磨さんの元へ。




「……クロっ！」




「そりゃっ！」




それを黒尾さんが打つ。




「「あ」」





審判が示したのはアウト。





「何やってんですか黒尾さん」

「クロ……見損なった」


「なんなのお前ら！！俺だって失敗するっつーの！！」





ボールはラインの外側へ。




「一発目は決めるモンでしょ、フツー」

「先輩には敬語を使え！！」

「クロ、主将やめたら？」

「毒舌だな研磨！！」





そんな言い合いしてた私たちはホイッスルの音に気付かず。




ドッ！！





影山によって放たれたサーブが決まる。






……まぁ、





「影山サイッテー！！これだから王様は！！」

「おいてめぇ！！卑怯だぞセッター君！！」





私と黒尾さんです。





それなのに影山はシレッと答えた。





「勝てっていったのはそっちでしょう？
　つーかA戻って来ないと日向が本調子発揮できないんだよ！！」


「それ王様も一緒じゃない？」


「月島てめぇ！！」




ホイッスルに気付かない影山。

くっそサーブ権がこっちだったら……！！




でも影山が審判に注意されてたのでよしとしよう。←

経験の差というものは。→←懐かしい空気に意識を呑まれて

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