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センリャク ページ32

俯いているキルアと、僕を真っ向から見つめるゴン、目を緋色に染めるクラピカ。




レオリオは未だに眠ったままだ。








直後、12時の鐘が鳴り、第二次試験開始を告げた。







「じゃ、もう僕に関わんなくていいよー」






振り向きもせずそう告げて、カレンと一緒に歩き出す。






第二次試験は料理。



でも正直言って。









「……ブタの丸焼きが料理だなんて認めない」





切実に。






「何言ってるの。それを上手に出来るかどうか腕の見せ所よ。
 分かったらさっさと作ってらっしゃい100番!!」



「うぃーす」







メンチさんに一喝され、渋々森へ向かう。





さてさてどうしたものか。








グレイトスタンプ……ねぇ。









「カレン、ダガーナイフの拡大方法は?」


『赤い石の部分に念を込めて。
 それは君の“意志”で変わる』



「便利なモンだねー」







つかかけてんのか。





言われた通りに念を込めると巨大化。








「おぉすっげ。でもどうしよう、重ッ」




ズン、と地面に埋まる剣。



溜め息をついて縮小化。






「他の能力は?なんかあるの?」



『ん、君の“意思”にそぐう能力が使える』





たとえば、そう聞こうとした瞬間だった。







バキバキッと木が折れて、グレイトスタンプが現れる。









その蹄で僕を踏もうとするもんだから──







「《ボルグ》」






念を早速使っちゃうじゃないの。





──二度手間は面倒だなぁ。









「……この剣が炎を纏ってくれればいいのに」







刀ほどの大きさになった剣は、まだ重くて、両手じゃないと持てない。






僕が思い付いたこの剣の戦略は、《ボルグ》を使う魔法の国の赤髪少年。




その少年は、小さい剣を遠心力を使い振り回しながら巨大化──というもの。








分かる人には分かる。





でも。







 







「こりゃまいったな」









剣からは、炎が溢れだしていた。

リョウリ→←アメ



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刀難 - 頑張ってください! (2017年10月31日 12時) (レス) id: 57c12d23b9 (このIDを非表示/違反報告)
夜鬼 神羅(プロフ) - *sara*さん» 変わりまして作者Yから夜鬼となりました。いちご様から受け継ぎいたしました者です。不束者ですが頑張らせていただきます。 (2016年4月8日 17時) (レス) id: 8b627dd71d (このIDを非表示/違反報告)
*sara* - あー、ごめんなさい、そういうことでしたか…復帰、期待してます! (2016年4月4日 18時) (レス) id: 3f99067399 (このIDを非表示/違反報告)
*sara* - 主人公と名字おなじだし!!嬉しい!なんか親近感わく!というかこの小説おもしろい!これからもがんばってください! (2016年4月4日 18時) (レス) id: 3f99067399 (このIDを非表示/違反報告)
進撃のいちご(プロフ) - 作者Yさん» コメントありがとうございます。こんな作品でよければ、中途半端でよければ、お願いしたいと思っております。只今メッセ送ります。 (2016年2月11日 23時) (レス) id: 77119b5927 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朝ごはん | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年6月14日 19時

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