31時間目 渚side ページ31
心臓が不規則な音を立てる。
──目を逸らされた。
その現実に酷く傷つく。
「…………よく言うよ」
自分が悪いのにさ。
呟いた言葉は、茅野に聞こえていた。
「謝ってくればいいよ」
「……僕は、弱いから」
自虐的に笑って、席を立つ。
次の授業は体育だっけな。
確か、暗殺バドミントンだっけ。
「A、着替えに行こーよ」
『ん、次体育だったっけ？』
「とうとう頭おかしくなった？」
『疑問に疑問で返さないでくれる？』
なんであんなに仲いいんだろ。
──と、カルマくんと目が合った。
なにかを言われる前に、僕は教室を出る。
「今日は暗殺バドミントンだ。
チーム別に別れて行え」
先生に指示され、僕らは二つのチームに別れた。
僕のチームには、茅野と杉野がいた。
つまり、Aとカルマくんは相手チーム。
「あの二人が集まると厄介だね〜」
茅野が言った。
その考えは当たっていた。
「はいよっ」
カルマくんの刺突パス。
『そりゃっ』
Aの刺突アタック。
11対12
15対12
19対12
20対12
「『いぇーい』」
そうハイタッチをする二人。
──嫌だな。
僕が謝ればいい話なんだけど。
「……好きなのにな」
なんて。
──あぁ、もうすぐ期末テストだ。
──いつになったら、謝れるかな。
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ぼー(プロフ) - 3年前かあ笑笑 (2019年7月30日 17時) (
レス) id: 1f54df7e68 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - イラさん» すいません！間違えて非公開にしてしまっていました‥‥‥。教えてくださりありがとうございます！ (2016年2月14日 21時) (レス) id: a5e0f851ea (このIDを非表示/違反報告)
イラ(プロフ) - ？？？1時間目がない気がします…！気のせいでしたらすいません！！！！ (2016年2月14日 18時) (レス) id: f97e53f344 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - 咲亜さん» ありがとうございます。これから更新はゆっくりだと思いますが、頑張ります。 (2016年1月31日 16時) (レス) id: a5e0f851ea (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - 乃亜ラッテさん» はい。これから更新はゆっくりだとは思いますが、頑張ります。 (2016年1月31日 16時) (レス) id: a5e0f851ea (このIDを非表示/違反報告)
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