34時間目 ページ34
ビッチねぇさんが帰ってきた。
そのままスタスタと黒板へ向かい、
“you're incredible in bed”と表記。
『ユア インクレディブル イン ベッド』
「あら、読める人もいるのね。
そう、you're incredible in bed！」
repeat、と促され、戸惑いながらも繰り返す。
「意味は《ベッドでの君はスゴイよ…》」
そして、長々と説明した後、
生徒の顔色を伺いながらビッチねぇさんは謝った。
「あと、悪かったわよいろいろ」
それに生徒は笑った。なんだかんだで優しいもんなこの人たち。
──僕も、渚に謝らないと。
結局、僕は彼に謝っていないことを思い出す。
でも、僕の考えを否定したようで…………
『…………まぁ、渚の意見も否定できないし』
丁度良くチャイムが鳴り、僕らは席を立つ。
帰りの学活中、僕は渚をマーク。
挨拶した途端、渚の元へ走り、さきほどのように手を掴んで移動しようとしたら──
「A、ごめんっ！！！！！」
渚が、教室──いや、校舎に響く声で言った。
『──え、あ、は？』
予想外の出来事に、キョドる。
ほら、渚クン、周りの生徒が何事かと僕らを見てるよ。
無言の圧力に僕窒息死しちゃうよ。
「A、本当にごめん。
僕、自己中すぎた。Aのことなんも考えてなかった。
今日だけでいろいろあったけど、お願い、許し──」
『うるっさいな！』
震えた声で、涙を流す渚に、僕は叫んでいた。
『渚さぁ、馬鹿じゃないの？馬鹿だよね！？
僕が、僕が…………
僕が、渚と喧嘩して、普通でいるように見えた？』
『僕が、なんのためにヘラヘラしてると思う？』
『僕が、この癖をやめられないのは、なんでかな？』
『──答えてよ。僕だって分からないんだ』
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ぼー(プロフ) - 3年前かあ笑笑 (2019年7月30日 17時) (
レス) id: 1f54df7e68 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - イラさん» すいません！間違えて非公開にしてしまっていました‥‥‥。教えてくださりありがとうございます！ (2016年2月14日 21時) (レス) id: a5e0f851ea (このIDを非表示/違反報告)
イラ(プロフ) - ？？？1時間目がない気がします…！気のせいでしたらすいません！！！！ (2016年2月14日 18時) (レス) id: f97e53f344 (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - 咲亜さん» ありがとうございます。これから更新はゆっくりだと思いますが、頑張ります。 (2016年1月31日 16時) (レス) id: a5e0f851ea (このIDを非表示/違反報告)
白黒(プロフ) - 乃亜ラッテさん» はい。これから更新はゆっくりだとは思いますが、頑張ります。 (2016年1月31日 16時) (レス) id: a5e0f851ea (このIDを非表示/違反報告)
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