呪護霊〜呪われ呪う〜【オリジナル】

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私は、この時迷った｡翔くんを助けるか、自分の身を守るために見殺しにするか。でも、その悩みは一瞬で解決した｡…父さんが来たのだ。父さんはこう言った。
《お前はせっかく霊が見えるんだ。お前からしたらいらない能力、なんて思ってるかもしれない。だが、その能力で何人もの人々が救えるのだ。さぁ、存分にその力を発揮してこい。》

と。なんだか厨二病くさい感じがしたけど、そんなことを考えている暇はない。翔くんの周りを見ると、赤いポスト、遊具が滑り台とブランコしかない公園、24時間営業のコンビニエンスストア_____。

　大体の場所は掴めた。あとは翔くんのところへ行って…




何をすればいいんだろう｡
　分からない。除霊の仕方なんて知らないし、そんな力は無い…いや、とにかく向かうんだ。良い。人の為に何かをして死んでしまうなら後悔はない。いいだろう…ただ、純恋をどうするかだ。自分が死んでしまうのは構わないが、純恋まで死んでしまうのは流石に駄目だ。だが、絶対に行きたがるだろう…

『純恋…○▽公園に向かって。あ、死にたくないなら行かないで。わかった？』

華「…分かった。」

いつもなら元気に返事をする純恋が、今日はやけに落ち着いている。

『行くよ。』
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(恐らく)10話目ですか…意外と思い付くもんですね！さて、奈帆は呪護霊から翔くんを守ることはできるのでしょうか！(実はあんまり展開考えてないなんて言えない)

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