キルアの姉貴は最強です!! § 4 § (ページ31)

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ありえない場面ページ31

穴から出てそれぞれの方向へ！

イカルゴは北東のエレベーターに向かって、わたし達は階段の上に上がるべく登る方へ向かった

そこにいたのは計画時には誰しもそこにいると思っていなかったユピーの姿だった

ピトーの円は全く感じられず目の前には一階にいるはずのないユピーがたっているというありえない場面

打ち合わせの段階で検討にすら上がらなかった状況に直面しても経験によって私は平静を保てた、きっとキルアもだ

するとユピーは背中から４本の手を出した

ユ】我は盾、身を持って王を守る

ユピーが形体変化と好戦的な笑を見せたときシュートは動きを止めた

しかし、それはシュートが精神的に遅れをとったからではない

ユピーの注意をさらに自分へ向けるため、飛ぶ腕とかごを操作しようとした瞬間それは来た

全】！？

あ】(これって、ドラゴンダイブ！？)

おじいちゃんの知人って……！

キルアの方を見てみると、キルアもはっとしたような顔で私を見ていた

唯一回答を得たキルアとAはそれ故一瞬固まる

事情を知らぬ者の衝撃はそれ以上である

その中でただ二名、ゴンとユピーが敵だけを見ていた

あ】(ゴンの相手はユピーじゃないでしょ！？)

あ】(………いや、違う…)

やや遅れて、キルアとAが…さらにコンマ数秒遅れて他の者が理解する

万が一ナックルとメレオロンが神の共犯者を発動したままこの龍の矢に貫かれひと呼吸のまもなく即死した