カウントダウン ページ30
シュ】突入三分前、この状況でまだそれを考える価値があると思うんだな？
キ】あぁ
モ】うん、考えてみよう…
自分で自分を傷つける時のはどんな時か
ゴ】…自分が許せないとき
モ】自分を許せないときか…妥当な推理だな
しかしそこから導き出される王の性格は無機質な暴君ではなく誇りを持つ為政者だ
ナ】確かに
モ】プライドを守るために痛みを避けないタイプ、だとすると俺の経験上そういうやつは意に沿わぬ説得には決して応じない、トップが折れない限り護衛軍もまた同じ、戦闘以外の選択はないと覚悟していけよ？
……うまくモラウにまとめれちゃったけど王の自傷行為、第三者の存在、その過程から紡がれる正解がまだ出ていない
そんな予感
その答えの意外さが、最悪の場合わたし達の計画をすべて狂わせるような…
モ】時間だ、突入一分前…集まってくれ
あぁ、もう！時間がない！
みんな続々と扉の前に集まる
モ】十秒前からカウントをはじめる…いくぞおめぇら、腹くくれよぉ！！
モラウが鍵をあけて扉を開ける
後少し…
モ】突入１０秒前
９………
８…………
７…………
モラウのカウントダウンとともにゴンの瞳が深く、暗く、そして静かに冷たく沈んでいくのを両脇にいる私とキルアだけが気づいていた
モ】６……………
５……………
４……………
３……………
２……………
１……………
GOぉぉぉぉ！！！！！
モラウの掛け声とともに皆は一気に扉に入る
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作者名：アオイ | 作成日時：2014年3月9日 14時
