取引 ページ12
キ】水中の連中は血の匂いで興奮しすぎて負傷してるやつはだれかれ構わず一斉に攻撃する、今湖に入れば負傷してるお前も食われちまうってわけだ、違う？
イ】や、いえ、ていうかですね…なんというか…あの、その…ひぎっ！？
いきなり変な声を出したと思ったら「いえ、まだ戦ってます！」なんてことを言った
キ】ん？誰と喋ってんだよ
キルアが聞くと明らかに『やっちまったー！！！』って感じの顔をした
あ】そっか！あんたたちテレパシーで通信できるんだったね！
ボスかわたし達の頭上でうろちょろしているやつでしょ？
イ】いやいや！あのですね！えーと、あ、あーとそのー
キ】じゃあさ、取引しようぜ！
イ】にぇっ！？
またもや変な声を出した
キ】そいつの能力を教えればお前の命は保証する、10秒以内に答えろ
キルアの首からイカルゴの切れた足が一本湖に落ちていった
キ】あと、８秒……
イカルゴは困惑しているようだった
しかも、だんだん涙目になってきている
キ】６秒……
カウントをしていくと急にイカについて話始めた
イ】イカによぉ、生まれたかったんだ。
特によぉ、幽霊イカにリスペクトでよぉ…
タコもイカも似たようなもんだと思うかい？
大違いだぜ、タコはブサイクだ…イカはイカしてる、オレにはイカのフォルムが神なのさ！
キ】後２秒……
キルアはそんなイカルゴの話を無視してカウントしていた
イ】仲間は……売れねぇ！
そう言ってキルアの握っていた銃の先のほうを残っている足でぶった切った
イ】期待するぜ、次こそイカに生まれるようによぉ…
もう諦めたような様子で、目をつぶって落ちていくイカルゴ
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作者名：アオイ | 作成日時：2014年3月9日 14時
