十話目 ページ10
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「記念すべき十話目を迎えたのでなんかしてください……だって、どうする消太」
「寝る」
「絶対友達にしたくない性格ナンバーワンだわお前」
虫ケラでも見るような目でこちらを見下ろすAの手には、A5判サイズの白い紙があった。どうやらそこにお題が書かれているらしい。
完全にどっかの誰かが投げやりになってんじゃねえか。だから行き当たりばったりとか不合理なことは嫌いなんだ。
「でもさ、この空間なんかしないと出られない部屋っていう設定らしくて、」
「設定言うな」
あながちAの言うことは間違っていないが今はそういうことを言うときではない。
大人しく従っとけばまあなんとかなる。
「なんかしないと……あ、しりとりする？」
「安直すぎて鼻で笑いそうだが事情が事情だ。良いだろう」
「本当お前いつかぶっ飛ばすからな」
そこら辺の野良
ただこんな顔外では絶対しないから見ることはないんだろうな、と見ぬ敵の無事に手を合わせる。
どっちにしろ捕まえるんだが。
「り、り……利益」
「初っ端からなんかおかしくねえか？……キツネ」
「キツネをチョイスする小汚い三十路おじさんの方がよっぽどおかし、いだだだだっ！ごめ、ごめんってば！」
「しりとりする気ねぇだろお前……！」
Aの頭を手で押し付けると痛みをこらえているのかくぐもった声を出した。
「あ"っ……たり前でしょ！とっくにドア開いてるんだもん！」
「は？」
指を差した先には小さく開いたドアが。
あんなに頑丈に補強されていたチェーンやら何やら全部が跡形もなく無くなっている。
「そ、それを消太、知らずにしりとり進めてて……っぶ、ふふ……キツネって……あっははは！」
「お前死ぬ覚悟出来てんだろうな」
この後、稀に見る地獄の鬼ごっこが始まりました。byA
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倖穂 - アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アイザワピーポー神。☆ (2018年10月17日 22時) (
レス) id: 1df74019a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - 鬼城亜也さん» 本当にありがとうございます…助かりました…！！これからもノロノロ更新ですがよろしくお願いします！ (2018年10月3日 23時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
鬼城亜也(プロフ) - 桜音@さん» 早めに報告できてよかったです！これからも頑張ってください(^ー^) (2018年10月3日 22時) (レス) id: c11a21ae93 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - 鬼城亜也さん» わ、わ、すごい恥ずかしい間違いをしてしまった……すみません、報告ありがとうございます…！！ (2018年10月3日 22時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
鬼城亜也(プロフ) - いつも楽しく見させて頂いてます！あの、ハロウィンまで6ヶ月では？ (2018年10月3日 21時) (レス) id: 8eb80150c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜音@ | 作成日時：2018年9月24日 20時
