八話目 ページ8
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時間は夜の11時を超えた頃。
つい2時間くらい前には隣にいたAは、先ほど何キロか離れた現場に呼び出され今はいない。
普通に走りゃ数十分はかかる場所に、あいつは数分で向かうことができる。増強の個性はこういうとき便利だよなあと一人考えた。
めっきり静かになった部屋にテレビを付けると、アナウンサーの嬉しそうな声が聞こえた。
〈_____こちらのスーパーで立てこもり事件がありましたが、先ほどシュタルカーがボスと思われる男を捕まえました。男は凶器を持っていましたが人質は全員無傷、無事とのことで_____〉
画面にはインタビューなのかAの姿が映っていて、恥ずかしそうに頭を掻いている。
事後処理もあるだろうから……帰ってくるのは2時頃だろうか。
ここで待っといてやるのが普通なのだろうと思うが俺は眠いから寝る。明日も早えしな。
テレビの電源を切り、明日のカリキュラムの最終チェックに今日行った小テストを纏める。
最低点は芦戸と上鳴。あいつら本当にどうしようか……また授業の仕方考えねぇと。
寝室のドアを開けたとき、玄関からドン！と鈍い音が鳴った。こんな時間に誰だ？と少し怪訝に思いながらもドアスコープを覗く。
そこにいたのは、今日のヒーロー。
「……おかえり」
「ん……ヘマしてほっぺ切った……ねむ……」
「手当てしといてやるよ、シャワー浴びるか？」
「ごめん……あし、たで……」
そう言うと糸が切れたようにがっくりと倒れこんだ。相当疲れてんなこれ。
出動前に漫画また熱弁してたからな……半分以上そのまま通り過ぎたけど。
Aをベットに運び込み、怪我をしたと言っていた頬を見る。
凶器を持っていたと言っていたがそこまで深くなさそうだな。掠った感じか。
簡単にだが手当てを済ませると小さく身じろぎをするA。
痛かったか、と顔を覗き込むも口元は緩んでいて小さく安堵した。
「……お疲れさん、ゆっくり休めよ」
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倖穂 - アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア アイザワピーポー神。☆ (2018年10月17日 22時) (
レス) id: 1df74019a7 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - 鬼城亜也さん» 本当にありがとうございます…助かりました…！！これからもノロノロ更新ですがよろしくお願いします！ (2018年10月3日 23時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
鬼城亜也(プロフ) - 桜音@さん» 早めに報告できてよかったです！これからも頑張ってください(^ー^) (2018年10月3日 22時) (レス) id: c11a21ae93 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - 鬼城亜也さん» わ、わ、すごい恥ずかしい間違いをしてしまった……すみません、報告ありがとうございます…！！ (2018年10月3日 22時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
鬼城亜也(プロフ) - いつも楽しく見させて頂いてます！あの、ハロウィンまで6ヶ月では？ (2018年10月3日 21時) (レス) id: 8eb80150c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜音@ | 作成日時：2018年9月24日 20時
