四十二話 ページ43
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「おら、満足か？いいからはよ寝ろ。明日英語の小テストあるんだろ？」
ぼそりと言い放つと数名の生徒の顔がスッと青くなった。……勉強してねえんだな。赤点取りてぇのかこいつらは。
はぁ、と息を吐く俺を笑い、調子を取り戻したマイクはしたり顔で生徒に向き直った。
「とびっきり難しい問題用意してっから……精々勉強頑張るんだなリスナー共！」
はーい！と元気に返事をして自室に戻っていく生徒達。
静かになった共同スペースで、マイクが口を開ける。
「イレイザー。そのバングル、もしかして前ミッドナイトさんに言ってた……」
「ああ、そうだよ。大分前に帰ったけどな」
Aのことを知っているのはミッドナイトさんと、その会話を盗み聞きしてたこいつだけ。正直締めようかと思った。
このことは、校長にも話せていない。
「てか、ミッドナイトさんとお前、椎名……さん？だっけ……になんか買ってたんじゃねえのか？渡したのか？」
「あんなことがあったんだから渡せてねえよ……押入れの奥の方に置いてる」
まじかよ！シヴィー！なんてほざく阿保をひと蹴りして教師陣の寮に戻る。
「な、なんで押入れに？ミッドナイトさんに渡せば良かったんじゃねえか？」
「……また、会える気がしたから」
また会えるきっかけになるかもしれないって思ってしまったから。
そう呟くと、マイクは少し呆れたように笑って肩に腕を乗せてきた。……おい痛ェわ。
「……ま、なんだ。今週飲みに行かね？」
「…………なんで急にまた」
「女々し〜い消太くんのことを宥めてあげようかなあ〜って思っ、いだだだだ！」
無言でマイクの頬を抓ると涙目になりながらサッと離れた。最初からそうすればよかったものを。馬鹿め。
「なあ行こーぜ？普通に酒が飲みたい」
「……お前の奢りなら」
なんだよ〜と不服そうながらも嬉しそうなマイクを置いて教師寮に戻る。
まだまだ仕事が残っている。
今週も激務になりそうだ。
_______A、大学受かってると良いんだがな……。
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サクラ(プロフ) - 桜音@さん» 絶対見ます!!!相澤先生が大好きなのでめっちゃ嬉しいです！お気に入りに追加させていただきます！これからも頑張ってください！応援してます!!! (2018年6月16日 11時) (
レス) id: 1bea3ff93b (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - サクラさん» わああありがとうございます！番外編では、本編で少なかったと思われるイチャイチャを増やしたいと目論んでおります……良ければ覗いて下さると嬉しいです！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - 立花 雪さん» んんん泣いてくださったとは…！！！有難い！！（こいつ）泣ける作品目指してました…。続編でもよろしくお願いします〜〜！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - すいさん» ウ"ッッッありがとうございます…！！実は書いた中で一番気に入っているストーリーなので嬉しいです……。続編を作成いたしましたので覗いて下さると嬉しいです！相澤先生好きが増えて本望です…！ (2018年6月16日 11時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - めっちゃ泣いた、続編みたいし番外編で椎名さんと相澤先生のイチャつきがみたい！めっちゃ感動しました！ (2018年6月16日 9時) (レス) id: 1bea3ff93b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜音@ | 作成日時：2018年5月4日 15時
