敵との対峙＿5日目 ページ10
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「……こちらイレイザーヘッドです。……はい、10分で向かいます」
8時頃、突然の緊急要請
敵がこの辺りではそこそこ大きいショッピングモールに現れた
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現場に着いた時、ショッピングモールにいる客や店員は既に避難は済んだようで、辺りには同じプロヒーローが数人おり、彼らの目線の先には
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明らかに殺意を持った目でこちらを睨みつけているところだった
「……ヒーロー……敵、僕の……俺の、敵……助けなかった……」
どうやら発言から察するに、ヒーローに憎しみを持った敵のようだった
「 死 ん じ ゃ え 」
ふと ショッピングモール内の気温が下がったかと思うと、あたりは一面真っ白に
……個性は、気温操作か
気温を一気に下げたことにより、空気中の水蒸気が露点に達し、凍ってしまったのだろう
コスチュームが薄着の俺にはかなり痛いハンデだ
早く決着をつけなければ、一気に敵の独壇場になってしまう
少しの焦りを感じながらもゴーグルを装着し、個性を消すため 目を見開く
その瞬間、周りの温度が元に戻り、解凍された水が雨のように降り注いだ
相手も個性を消されたことに動揺を隠しきれていない
……今のうちに、
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そこからは、プロヒーローの独壇場
ちょこまかと逃げ回る敵に少し苦戦しながらも、捕縛に徹したヒーロー達が手足を縛り 動きを抑えた
「はぁ……くそ、寒いな……」
外にいた警察によって連行される敵を横目で見ながら身体をさすった
いくら季節が夏だからといって個性のことは考えていなかったな、と自分の落ち目を分析する
そういえば、とふとショッピングモールにある時計を見ると あいつとの時間は大幅に過ぎていた
「……やべえ」
すぐ隣にいたヒーローに用事があると言って先に帰らせてもらった
どうせこの後メディアが来るんだろう
やれインタビューやらと時間を喰われるのは面倒だ
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ショッピングモールからあの路地裏までは少し距離がある
その間に あいつが馬鹿な輩に絡まれていたら……
「……はあ……くっそ」
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1分でも早く、と 足の歩みを速めた
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ヒロアカ好き(プロフ) - この小説見てたら涙が出そうでした…素敵な作品です…はい……これからも頑張ってくだせーです!!!!!! (2019年1月8日 13時) (
レス) id: 36ed8bcda8 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - つばきさん» コメントありがとうございます！返信が遅くなってしまい大変申し訳ないです……泣ける作品目指してたので本望です…！！応援のコメントを糧に、これからも頑張ります〜〜！ (2018年6月15日 22時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
つばき(プロフ) - 素敵な作品ですね！読んでて泣いちゃいました！これからも、頑張ってください！ (2018年5月27日 12時) (レス) id: ff7c5487c1 (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - 鈴木さん» 了解です！！コメントありがとうございました！ (2018年3月9日 23時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
桜音@(プロフ) - 桃味チョコレートさん» 了解です〜〜！！コメントありがとうございます！ (2018年3月9日 23時) (レス) id: 5ab7bb9a6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜音@ | 作成日時：2018年2月10日 18時
