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拾話 ページ11

炭治郎side

村田さんと話している時に突然現れた二人の隊士

二人のうち一人は蝶の人、胡蝶しのぶさん。

そしてもう一人は禰󠄀豆子を守ってくれた人だった。

村田さんは怖がりだったのか、二人に挨拶した瞬間走って逃げていった。






胡蝶「体の方はどうですか?」

炭治郎「はい!だいぶ良くなりました!」

胡蝶「それは良かった」

炭治郎「あのっ、そちらの方」






しのぶさんからの話を聞いた後、彼女の方を向きビシッと構える

彼女は村田さんの方を見ていたようだったが、俺が呼ぶと気が付いたのか此方に目線を合わせる

……この匂い、覚えがある。確か______


‘‘お館様と言う人と同じ匂いだ’’






『そんなにビシッとされなくても大丈夫ですよ、竈門様。』






ふっと微笑み目を細める姿は、傾国の華のように思えた。






炭治郎「あっ、はい!!階級癸、竈門炭治郎です!!」

『先に挨拶されてしまいましたね。改めて、階級詩柱、詩透Aです。気軽にAと呼んで下さい。』

炭治郎「はい!!Aさん宜しくお願いします!!」

『此方こそ、任務で一緒になったら宜しくお願いします。』






一通り自己紹介を終え、彼女の名前を知る

詩透Aさん、かぁ………綺麗な響きだな。


そして、謝られたりしたが、俺はあの混乱の中で禰󠄀豆子を守ってくれた人と認識していた為普通に接した。






胡蝶「私はする事があるので席を外しますが、透華さんはどうしますか?」

『………そうですね、僕は竈門様とお話ししています。』

炭治郎「!」






俺と話なんて、何を話す………あっ、禰󠄀豆子のことか

確かにあの人……お館様から聞いているとは言っていたが、詳細までは知らされていないのだろう。






胡蝶「では、私はこれで。ごゆっくり〜」

『はい、では。』

炭治郎「はい!あ、Aさん!良ければそこの椅子使ってください!ずっと立ちっぱですよね!」

『!!有難う御座います。』






ベットの近くにある椅子に座るよう促すと

驚いて目を少し開くAさん

ベットの椅子に座り俺の方を向く






炭治郎「あ、あの、話ってなんでしょうかっ!」






緊張して飛び抜けた言葉しか出せず、声が上擦ってしまった

この人は他の人達とは空気が違う

今だって近くで話をしているのに遠く感じるのだ

そんな圧に耐えかねた俺に






『ふふっ…そんなに固くならなくていいですよ』

炭治郎「!!」






口元に手を添えて笑った。

感謝御礼-作者より→←玖話



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汐莉@ハピラビ(プロフ) - 更新頑張ってください! (2022年7月4日 18時) (レス) @page15 id: cbcf5b3031 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ (2021年10月11日 3時) (レス) @page13 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:無雪のほたる | 作成日時:2021年9月21日 18時

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