【ツイステ】UNTITLED Ⅱ (ページ34)

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82話ページ34

タグとかはどうしようかな。
せっかくだし寮長になった記念ってことにしてしまおう。

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【写真】
祝！友達が寮長になりました！！
#NRC #オクタヴィネル #アズール #仲良し
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瞬く間に拡散されていく。
自撮りを上げたりするうちにフォロワーは増えてきていた。

この写真でアズールが寮長になったことと、普段見ることの無い表情をしている事が話題になり、コメント欄が少し荒れたが放置しておいた。

それから、アズールやジェイド、フロイドのマジカメにも僕がちょこちょこ登場するようになった。

タグはいつも僕の名前が付けられているため学園内でそこそこ有名になりつつある。
それはそれでちょっと恥ずかしい。

3人よりも背が低く、顔が女に見えるらしく｢可愛い｣と言われることも増えた。
映画研究会でも女役なので声を高くする癖がついてしまい、地声より声が高くなった気もする。

別に気にしていないけど。
この容姿が商売に使えるのならいくらでも使われてやろう。
自分の見せ方を分かってきたため、写真も格段に上手くなった。
ニーズに合わせるって大事。求められているのなら、求められている間は与えてやろう。

引越しも終わり、ラウンジもほぼほぼ完成した。
クラゲのシャンデリアは完全再現とはいかなかったが、なんとか実装されている。

淡い光で照らされた店内は薄青く美しい。

外側ではなく、壁側の方にある巨大な水槽はアクアリウムのようになっていて、まるで店内がそのまま海の中にあるかのようだ。

3人が店内を見て回っている間に、僕はまっすぐキッチンへ向かう。

あの時(49話)の仕返しを遂行するための下見だ。
流石はお店のキッチンと言ったところだろうか。そこそこ広く、大きな冷蔵庫やら調理場やらがあり、色々なものが作れそうだった。

すぐ近くにドリンクカウンターもある。動線は完璧だな。

3人が気づく前に戻り、アズールが集めてくれた什器類を片付けていく。

｢んー、これなら最短で明後日には開業できそう？｣

｢そうですね、そのために今日はレシピの最終調整を行い、明日は試作といった感じでしょうか。｣

｢A、とりあえず写真を撮っておいてください。もしも今日開業日が決まればマジカメで宣伝してくださいね。｣

ジェイドと話しているとアズールが話しかけてくる。
そういえばフロイドが大人しいな。

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準備が長い！