月に1度 ページ22
『お久しぶりです。息災ですか』
「…お前か」
目の前に布団を敷き酒を飲みながら胡座をかく人物の前で正座をし真っ直ぐとそちらを見つめた
『…ご飯はしっかり食べてますか?』
「…」
『千寿郎に迷惑をかけてばかりではありませんか?』
「お前があいつの名前を口にするとはな」
『…報告をしに来ました』
「そろそろか」
話を急にかえ真っ直ぐと、橙色と赤みがかった瞳がこちらを射止めた
『…俺はあと半日以内に死ぬでしょう』
「”予知”か」
『はい』
「お前も律儀に月に1度ここへ足を運ぶが。俺にその報告をしてなんになる」
『母上との約束なので』
「…結局お前も死ぬのか、何者にも慣れず弱いまま」
『はい。しかし…それを願ったのも俺です。
次の世代は確実に芽吹いています』
暖かい風が頬を撫でる
『どうかお身体に気をつけて』
父上はそれ以上何も言わなかった
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ゆず@yuzu - テララさん» 更新頑張ってください!現代編とかもう絶対面白い! (2021年1月3日 14時) (レス) id: 85e74b7017 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - ゆず@yuzuさん» もう少し続きます!現代編も是非! (2021年1月2日 12時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず@yuzu - 現代編!!!!!!まって気になる!!!!!! (2021年1月2日 10時) (レス) id: 85e74b7017 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - うる。さん» こんにちは!とても嬉しいです!続編もあるので是非ご覧になってください! (2021年1月2日 0時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
うる。(プロフ) - はじめまして。とても楽しく読ませていただいています!応援しています(^^) (2021年1月1日 4時) (レス) id: c6a0500e78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テララ | 作成日時:2020年12月5日 18時