合同任務 ページ27
「いぃぃやぁぁあ!?」
「くっそが!感覚掴めてんのに姿が見えねぇぞ!?」
カサカサと何かが影となり追ってくるが目に見えるスピードを遥かに超えており逃げ惑う善逸と伊之助
「おい逃げてても埒あかねぇぞ!!」
「わかってるよそんなことは!!」
ひとつの影が伊之助に伸びる
影は形となり2人の体を拘束しながら首や腕のねじ曲げようとあらぬ方向に曲がっていく
「くっそがあ!!」
「い”っ!」
もうだめだっ
『雨の呼吸、捌ノ型…
雨燕』
一瞬にして全ての拘束していた影を断ち切り刀の刃を上に向け持ち直す
『参ノ型…雨籠もり』
「ぎゃぁぁあ!!?」
鬼の叫ぶ声が響く
鬼は影となりそこらじゅうを行き来する血気術を使うらしく逃げないように籠の形をした水たちが鬼の逃げ道を塞ぐ
『諦めるな』
「あ…」
「!」
「水の呼吸壱ノ型…水面斬り!!」
鬼の首は吹っ飛び消えていった
『よく耐えた』
「ひぃぃぇぇ…」
「みんな無事でよかった…」
『だがまだ終わっていない』
「ここから脱出しないと…」
「なら!俺様の出番だな!」
その後、伊之助の空間識覚により出口を見つけることが出来た。怪我をした炭治郎をAが背負いながらゆっくりと来た道を下り近くの藤の家紋の家で世話になることになった
「あの…」
Aと炭治郎達は別の部屋を借り今日の報告をするべく筆をとっていたAの元へ炭治郎が部屋を訪れた
『なんだ』
「夕飯、一緒に食べませんか?」
『結構』
「(即答!?)お独りで召し上がるよりみんなで食べた方が美味しいですよ!」
『腹は減っていない』
「えぇ…でも」
『俺に構わなくてもいい、他の連中とさっさと食べさっさと体を休めろ』
「はい…失礼します」
ガックリと肩を落としながら炭治郎は部屋をあとにした
_______
__
『はぁ…』
ひとつため息を落とし時刻を見るとかなり遅い時間になっていた
襖をあけ縁側に腰をかけながら庭の池に浮かぶ月を眺めゆっくりと、深呼吸をする
ヒタッ
『!!』
鬼の気配だ
「むー?」
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ゆず@yuzu - テララさん» 更新頑張ってください!現代編とかもう絶対面白い! (2021年1月3日 14時) (レス) id: 85e74b7017 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - ゆず@yuzuさん» もう少し続きます!現代編も是非! (2021年1月2日 12時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
ゆず@yuzu - 現代編!!!!!!まって気になる!!!!!! (2021年1月2日 10時) (レス) id: 85e74b7017 (このIDを非表示/違反報告)
テララ(プロフ) - うる。さん» こんにちは!とても嬉しいです!続編もあるので是非ご覧になってください! (2021年1月2日 0時) (レス) id: 6f93d0d76b (このIDを非表示/違反報告)
うる。(プロフ) - はじめまして。とても楽しく読ませていただいています!応援しています(^^) (2021年1月1日 4時) (レス) id: c6a0500e78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:テララ | 作成日時:2020年12月5日 18時