No4 ページ5
｢おねぇちゃーん？どこ？どこにいるのー…？｣
『見つけた！』
｢島乃活真くん、だよね？｣
2人の笑顔に活真の心細さは吹き飛んだ
海を見渡せる丘の上に麦わら帽子を被ったどこかデクに似ている男の子だった
｢ヒーロー…！｣
目を輝かせ静かにそう呟いた
｢お姉さんとはぐれたんだよね？｣
『1人でよく頑張ったね、さぁお姉さんのところに行こうか』
優しく伸ばされる手
その手を取るべきか戸惑っていると上から女の子の声が降ってきた
｢おそい！遅すぎる！｣
｢お姉ちゃん！？｣
女の子は滑り台を滑り降り突然のことに戸惑っているヒーローの前に立つ
そして値踏みをするように全身を見渡しピシィッと指を突きつけた
｢あなた名前は！？｣
｢デ、デクです！｣
『ゼロです…えっと、君は？』
｢…活真のお姉ちゃんの真幌！｣
｢じゃあ弟さんを見つけてたんだね！…よかった｣
『ふぅ…』
｢ちっとも良くないわ！！｣
ほっとしていたのもつかの間でまたピシィッと指を刺されてしまったデクとAに緊張が走った
｢迷子探しに時間かけすぎよ！これなら前にいたおじいちゃんヒーローの方がまだ役に立つわ！｣
そういい測っていた画面を手にグイグイとすごい剣幕でまくし立てる真幌の迫力に押されデクとAは思わず｢『す、すいません』｣と謝った
｢ま、仕方ないわね、まだ高校生だし｣
｢すみません、すみません｣
『ごめんなさい…』
涙がポロリと出そうになるAと必死に正座をし謝るデク
傍から見ればおかしな図である
と、そこにあとから到着した耳郎と麗日がたどり着いた
｢デクくん？｣
｢A？｣
｢今度はちゃんとやってよねデクとゼロ！｣
｢は、はい、以後気をつけます｣
『本当に申し訳ありません』
｢行こう活真｣
｢え、あ、うん｣
帰ろうとする活真がこちらに近ずき静かに
｢あ、ありがとう｣
小さな声だけど確かに聞こえた
｢お礼なんて言わなくていーの！｣
真幌に連れられ丘の階段を降りていく2人の姿に以前内容が把握しきれない麗日と耳郎
『えへへ…来るのが遅いって怒られちゃった』
｢はあ？？｣
『でも』
｢活真くんが無事お姉さんにあえて｣
呆れる耳郎に麗日は少し微笑む
｢やっぱりデクくんもAちゃんもかっこいいね｣
『え？』
｢どういう…？｣
｢根っからのヒーローってことさ！！｣
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーキャラ
オールマイト
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【夜型系投稿者】猫パンチ(プロフ) - 主さんの作品好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年3月10日 10時) (
レス) id: 02207f4296 (このIDを非表示/違反報告)
霄 - わぁー！！！物凄い面白いです！早く更新して欲しいです！楽しみ！！ (2020年1月20日 23時) (レス) id: 17ef526cf1 (このIDを非表示/違反報告)
レエン - 物凄く面白い！映画見に行きました！活真君も真幌ちゃんも可愛いし……。まさか夢主が狙われるなんて……。 (2020年1月16日 22時) (レス) id: 0e56321508 (このIDを非表示/違反報告)
えみち(プロフ) - 初コメ失礼します。題名（？）のNo.24が抜けていると思いました…。いつも読ませていただいております！！これからも更新頑張ってください！！ (2020年1月16日 1時) (レス) id: 861ddb1d9b (このIDを非表示/違反報告)
乾 巽(プロフ) - No.２０は、「今は島民全員の安否確認」ではないでしょうか… (2020年1月12日 15時) (レス) id: a83f0b56fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テララ | 作成日時：2020年1月1日 18時
