No10 ページ11
『ん…ぅ？』
無理やり宿直に連れてかれたAは夕方にさしかかろうという時間に起きた
しかし思うように動かない体に寝ぼけながら異変を感じとった
『…』
｢ｽｩｽｩ｣
『ぴぎゃあ！！』
ドスッと思い一撃が何故か一緒に寝ていた爆豪の腹に直撃をした
｢うが！！｣
***
『まったく…！』
｢ちいせぇこと気にすんじゃねぇ減るもんじゃねぇし｣
『減るわ！』
｢昔風呂も入ってただろうが｣
『歳を考えろよ』
イライラしているAと腹をさする爆豪がアイスを加えながら地図を片手に寝泊まりしている2階のベランダにでてきた
すると下から聞き慣れた声が聞こえ下を覗くと2人に気づく
｢もう2人のヒーローにもごめんなさいって言ってくれる？｣
｢うん、言っておく。でも活真くんどうして昨日あんなことを？｣
どうやら昨日のイタズラを謝りに来た活真と活真に対してデクは、目線を合わせしゃがみこんでいた
｢お姉ちゃんヒーロー嫌いなんだ。昨日もヴィランが出たらヒーローは怖がって助けに来ないって言うから…だから、僕｣
｢信じてくれたんだ｣
｢え…｣
｢僕らが助けに行くって信じてくれたんだよねだから呼びに来てくれた｣
｢…｣
嬉しそうに微笑むデクと少し表情を緩ませた活真は小さく頷いた
｢活真くんもヒーロー目指してるの？｣
｢…僕の個性ヒーロー向きじゃないしそれにお姉ちゃんも危険だって…｣
『(そっか…ヒーローが嫌いなんじゃなくて活真くんを心配していたんだ)』
昔似たようなことがあった
幼少期Aが無個性だと診断されそれでも諦めないAを爆豪が冷たく接した
【無個性はヒーローになれない】
ただその本音は
守りたいがためだったことを今では分かる
【君はヒーローになれる】
その言葉に救われたのは間違いではない
だから私はヒーローを目指す
何かを爆豪も感じ取ったのかポンッとAの頭に手を置いて優しく撫でた
爆豪知っている
大切なものが消えた悲しみとぽっかりと空いた感覚の胸の痛みを
あの時…どれほど味わったか
家族にとってはヒーローである前にただの人間で、失いたくない存在
デクも心配性な母を思い浮かべた
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーキャラ
オールマイト
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【夜型系投稿者】猫パンチ(プロフ) - 主さんの作品好きです！更新楽しみにしてます！ (2020年3月10日 10時) (
レス) id: 02207f4296 (このIDを非表示/違反報告)
霄 - わぁー！！！物凄い面白いです！早く更新して欲しいです！楽しみ！！ (2020年1月20日 23時) (レス) id: 17ef526cf1 (このIDを非表示/違反報告)
レエン - 物凄く面白い！映画見に行きました！活真君も真幌ちゃんも可愛いし……。まさか夢主が狙われるなんて……。 (2020年1月16日 22時) (レス) id: 0e56321508 (このIDを非表示/違反報告)
えみち(プロフ) - 初コメ失礼します。題名（？）のNo.24が抜けていると思いました…。いつも読ませていただいております！！これからも更新頑張ってください！！ (2020年1月16日 1時) (レス) id: 861ddb1d9b (このIDを非表示/違反報告)
乾 巽(プロフ) - No.２０は、「今は島民全員の安否確認」ではないでしょうか… (2020年1月12日 15時) (レス) id: a83f0b56fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テララ | 作成日時：2020年1月1日 18時
