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雪が体に積もり背には巨木、その氷で出来たツルは体に巻き付き氷の檻のようにした物が目の前に存在した
あの時、魔人に捕らわれた時のような小さな檻
そんなものすぐ壊せただろうがもう指一本も動かせなかった
自分の洞天に帰ったAはそのまま倒れ込み気がついたらこのような形に縛り付けられていた
洞天が暴走をし始めた
『…懐かしい夢をみた』
夢を見るならば叶わぬかもしれないが春に散る花の夢を見たかった
朝焼けに輝く花びらがまい川が埋まる程の花のフブキ
『…涙は枯れたと思ったんだがな…』
さようなら
金鵬
魈……
_____________
________
__
｢……は｣
｢これが事の真相だよ。あってるでしょ鍾離先生｣
｢…｣
｢ここまで辿り着くのに苦労したぞ。色んな仙人や場所に行ったんだからな｣
｢…なぜそのような事がっ真実とは限らないだろう！｣
魈が空に強く突きつける。しかし空は静かな顔で魈を見つめる
｢これだよ｣
｢…白い…羽？｣
｢これはAの1部、ピンばあやが持ってたんだ｣
｢何故そのようなものが？確かに久しい中であったとは思うが｣
｢昔、ピンばあやがAの洞窟近くを訪れた時に抜け落ちた羽を見つけたんだ｣
【もう何百年も昔じゃが……どうしても彼奴が裏切ったとか思えんのだ。だから、探した……そして彼奴の美しい白い髪によく似た羽を見つけた】
【真っ白だぞ】
【…触れてもいい？】
【それは正しい選択じゃ】
｢たくさんの記憶が頭の中に流れ込んできた。でもパイモンには何ともなかった。これは元素を扱える人と仙人以外には見えないみたい｣
空は魈にその羽を差し出す
｢……魈｣
｢っ…｣
魈は恐る恐るその白い羽根に触れた
その瞬間に頭に流れ込んでくる記憶
Aと出会いAに名を与えた日
共に璃月を守る為に戦った日
夜叉の兄弟達と食事を取った日
怪我をしたことを隠していたAが怒られている光景
あの満点の星空を2人で眺めた光景
魔人に囚われ罪の無い人々を殺した記憶
魈がAに刃を突きつけた記憶
檻に入れられたAの冷たい手が背中に伝う記憶
Aを殺しかけその時にあいつは我に_________
1人で
辛く、悲しく、寂しかったろう
痛かっただろう
苦しかっただろう
大切な……彼女を傷つけ罵倒した
｢あ……あ”ぁ｣
｢魈｣
鍾離の声が近くで聞こえた
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弓月有無％(プロフ) - 初コメ失礼致します！！題名に惹かれ拝見させて頂いたのですが思っていたよりもずっと良い物語でした。言い回しなど凄く雰囲気に合ってて迚もささりました。続編も続けて読ませて頂きます！ (2月23日 13時) (
レス) @page50 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
雪影(プロフ) - 初コメ失礼します！素敵な小説すぎて読み始めたら最新話まで読み終わってしまいました！（汗）文字を書くというのは非常に大変だし、書き回しだったり、この先のストーリーを考えるのも難しいと思いますが、応援しております！！焦らずゆっくりと頑張ってください！！ (12月15日 19時) (レス) id: f13a0934b6 (このIDを非表示/違反報告)
チランジア(プロフ) - 初コメ失礼します…本当に毎日貴方様の更新で生きながらえてます😭🙏お体に気をつけながら頑張ってください💖💖 (12月9日 2時) (レス) id: 7d433c448b (このIDを非表示/違反報告)
書籍姫(プロフ) - わぁぁぁ…心がくるし…ィ(遺言) めちゃくちゃ書き方とか、言い回しとか好きです。魈くん推しなので余計にありがたい…ほんと、応援させて頂きます！！ (12月5日 20時) (レス) @page13 id: e3ea7725f8 (このIDを非表示/違反報告)
みるくここあ(プロフ) - 初コメ失礼します！とても自分好みの小説でして…すごく嬉しいです🥹✨続き楽しみにしていますっ！ (12月5日 1時) (レス) @page13 id: 4db17488dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：テララ | 作成日時：2023年11月29日 21時
