爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part4 (ページ10)

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THE MOVIE～2人の英雄～ページ10

「ぐっ…くたばりぞこないとガキが…。ゴミの分際で往生際がわりぃんだよ！！」

「そりゃ、てめぇだろうが。大切な妹に傷つけやがって…ぶっ殺す！！」

爆豪は叫びながら両手から最大限の爆破を浴びせる

その中を脇目も降らずかけ抜いて行くデクとオールマイト

「させねぇ！」

轟がデクたちに向かう鉄柱を氷結で相殺しうち壊れる

「邪魔だァ！！」

あちこちから鉄柱が地面を突き破り八百万達がいる床をめくりあげ大きく揺れる

「きゃあ！」

吹き飛ばされるれ痛みにこらえながらそれでも必死にオールマイトたちをめでおった

ひたすら突き進む

「なに…あれ」

崩れた鉄片の中で体を起こした麗日は戦慄した。
手の前にはとてつもなく巨大な金属の集合体、
どんどん集まり、人がありに見えるほどの大きさへと変わっていく

それでも飛び渡しながら突き進むオールマイトとデク

2人は巨大な塊を見すえながら拳を構える

目の前のピンチを全力で乗り越え、人々を助ける

それこそがヒーロー

「いっけぇぇえ！！」

「オールマイト！」

「緑谷！」

「ぶちかませぇ！！」

行け

人々の平和を願うその強い想いが、限界をなくし

希望という光をつむぎ続ける

「さらに！」

「向こうへ！」

「「プルスウルトラ！！」」

2人の拳が容赦なくウォルムラムを打ち砕く

金属は力をなくし滝のように流れいっしゅんでくずれていった

デヴィットは眩しさを感じ目を僅かに開いた

「う…」

光が見えた。

その中にいたのは若き日のオールマイト

ちがう、

飛んでいたのは少年だった

自分を顧みず誰かを助けずにはいられない
親友そっくりの少年。

「(あぁ、ヒーローだ)」