爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part4 (ページ8)

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THE MOVIE～2人の英雄～ページ8

「教え子たちにこうも発破をかけられては、限界なんだと言ってられないな。限界を超えて、さらに向こうへ」

オールマイトは向かい合っていた鉄柱を一撃で攻撃し、ウォルムラムへと向かって飛び出す

「そう、プルスウルトラだ！！」

凍っていた鉄柱が操作によって氷を砕きオールマイトに襲いかかる、それをまとめて砕き突き進む

回り込み拳で破壊し怒涛のラッシュを打ち込む

「観念しろ！敵よ！」

ウォルムラムにむかって拳をふりかぶる。
そのとき、後方の鉄柱から無数のワイヤーが伸びオールマイトの両手足を空中で拘束する

「この程度…っ」

「観念しろ！？そりゃお前だ、オールマイト」

不気味な笑みを浮かべながらウォルムラムは首にかけた手に力を込めていき、そのまま首を握り潰そうとする

その時ら左脇腹に激痛が走った

「ぐっ…ぐがぁぁあ！」

体から煙が出始めるオールマイトに何とか助けなければとデクが駆け出した

「オールマイっ！？」

しかし満身創痍の体に激痛が走り思わず蹲る。

「鉄柱が！」

「麗日さん！」

麗日の近くの地面から鉄柱が襲いかかり八百万と耳郎が声を張り上げた

バラッと音を立て崩れ落ちる鉄柱

目の前には包帯から血が染み出るAが片手で鉄柱を粉々にしていた

『っ…』

「Aちゃん！」

膝から崩れ落ちるAを麗日が抱きとめる

「くそがぁぁあ！！」

助けに行きたいが近づくことも出来ない爆豪は悔しさを吐き出す。

「(この力は…筋肉増強、個性の複数持ち)」

嫌な胸騒ぎを感じた

そして胸騒ぎは確信へと変わる

『そんな…』

「ま、まさか…」

「Aちゃん…？」

「あぁ…この、強奪計画を練っているとき、あの方から連絡が来た。是非とも協力したいと言ったり何故かと聞いたらあの方はこう言ったよ」

【オールマイトの親友が悪に手を染めると言うなら、是が非でもそれを手伝いたいりその真実を知ったオールマイトの苦痛に歪む顔が見れないのは残念だけれど…だが彼の弟子が自分の運命に辿り着く日は

間もなくだろう】

オールマイトの顔が苦しみと怒りに歪む

そしてひとつの疑問

「彼？…弟子だと」

「詳しい事は知らねぇ…だがこの装置の完成させる素材それが”奪取”の個性の血液細胞だ」

「生徒はやらせん！！」

「死ぬから関係ねぇだろ？」

オールマイトにむかって四角く大きな鉄の塊が左右から挟む

「オールマイト！」

「マイトおじさまぁあ！！」