爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part4 (ページ6)

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THE MOVIE～2人の英雄～ページ6

「オールマイト…！」

「親友と私の生徒を返してもらうぞ！敵よ！」

オールマイトは拳を構え突進した。オールマイトの拳が貫通したヘリは爆発し、炎上しながら墜落していく途中、空中で大爆発を起こした。

その炎の中かはデヴィットとAを抱えたオールマイトが現れる

「パパ…パパ！」

「ぅ…メリッサ…」

『あの高さから落ちて無事とか…悪運というかなんというか』

「よかった、本当にっ」

「もう大丈夫だ」

安堵したメリッサが涙を浮かべ微笑みAに手を貸すデク、そんな優しく見守ってたオールマイトにデヴィットが改まったように口を開く

「オールマイト…私は…」

だが続きの言葉の前に、オールマイトが勢いよくすっ飛ばされた

「オールマイト！！」

『っな…』

転がるオールマイトにデクが叫ぶ。駆け寄る間もなく、こんどは地面を破るように伸びてきた鉄のコードがデヴィットに巻き付き連れ去る

「がはっ！」

「パパ！」

「博士！」

『デク、ここはまずい！』

足元が揺れ、轟音と共に割れる地面。何事かと驚く3人の前で金属が凄まじい勢いで形を成していく

うねるパイプはまるで筋肉組織のように蠢き禍々しい形成物と一体化したウォルムラムが姿を現す

「サムめ…。オールマイトは個性が減退して力はなくなったと言ってたくせに…！」

「あいつ…博士の…」

『個性増幅装置…！』

デヴィットが開発した個性を増幅させる装置を頭に着けていた

「テキサススマーッシュ！！」

渾身の力で撃ち込むがそれを下から突き上げてきた鉄壁がに防がれる

「なに！？」

「オールマイト！？」

驚くオールマイトとデク。

いつもなら鉄壁くらい軽く破壊しているはずだった。

「なんだそりゃ！？」

バカにしたように笑みを浮かべながらウォルムラムが手を振りあげると鉄壁から鉄柱が伸びオールマイトを軽々と弾き飛ばす

周りの砕けた鉄たちがウォルムラムの元へと集まり形成されセントラルタワーの一部がウォルムラムの一部となっていく。

「さすが、デヴィット・シールドの作品。個性が活性化されていくのが分かる…ははは！いいぞこれは！
いい装置だ！！」

「これがデイヴの…」

「パパが作った装置の力…」

「さぁて、装置の価値をつり上げるためにも、オールマイトをぶっ飛ばすデモンストレーションと行こうか！」