爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part4 (ページ38)

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意外なページ38

『っ…どこ』

目が覚めれば真っ暗な部屋で椅子に個性が使えないように後ろに腕を回し拘束されていた

『いっ…！』

そうか、森でツギハギにやられた時に…

傷口を焼かれ出血は治まっているがあまりの激痛に気を失っていたらしい。

「よぉ、この間ぶりだな」

『死柄木…！！』

勢いよく前のめりになるとガシャンと音がする、
外れそうにない

『勝己をどこにやった』

最後に見たのはこっちに来ていたボロボロのデク
そして横には爆豪が居たはずだった

「爆豪くん？爆豪くんは別室でまだお昼寝中」

『…手ぇだしたらぶっ殺す』

「くはは！その状態でも口が悪いんだなぁ」

ガシッと口元を片手で掴み崩れないように1本だけ指を上げている

「調子乗るなよガキ」

グリッと捻り押しつぶすように傷口をあっぱくする死柄木、胃液が這い上がるような気持ち悪さと痛いが襲いかかった

『うぐっう！！あ”ぁ！！』

「あはははは！！！」

生理的に涙がこぼれ死柄木は楽しそうに笑みを浮かべた

「殺してやるよ、お前の師匠のようにその個性俺達で断ち切ってやるよ」

『う”っうぐ！！』

「殺す前に話すことあんだろイカレ野郎」

意外な人物が死柄木の後ろから止めに入った
壁に寄りかかり腕を組みながらこちらを見るツギハギ

『フゥフゥ…』

「荼毘か、余計な口挟むなよなぁ」

「余計ねぇ…」

「…ッチ」

バキッと死柄木はAを一発殴り髪を持ち上げた

『っぐ…』

「また来る、せいぜい楽しみにしとけ」

乱暴に離すと頭がダランッと下を向く
死柄木と荼毘は部屋を後にしまた静寂となる

『くそが…』

バカ兄貴