爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part4 (ページ36)

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気持ちはページ36

「君が寝込んでいる間、リカバリーガールにかなり強めの治癒を施してもらったから動かせるとは思うが…グチャグチャだったよ

ぶっちゃけ今回は比にならん程重いよ」

自分の腕を見る、ボコボコしたり大きな傷跡が残る

毎度内側から爆竹が爆発したような壊れ方を繰り返し
骨、筋肉、がボロボロなのも然り、何より靭帯が劣化してしまっていた。

「あと、どうだろう…2度3度か、同じような怪我が続けば腕が使えない生活になると思って」

「っ…」

「リカバリーさん呆れてたよ、きっと沢山怒りてきたんだろうね」

医者は懐から1枚の預かっていた髪をデクに手渡しをした

「ただ、君に助けられた人間はいる。病は気から、あんま思い悩まず前向きにね」

洸汰くんからの、人からの、初めて感謝された手紙だった

そして夜_____

病院の前では切島と轟が待っていた

そこに八百万が現れる、その後ろにはデクの姿も

「八百万…答え」

「私は…」

「待て」

後ろから引き止めたのは猛反対していた飯田だった

「なんでよりにもよって君たちなんだ。

俺の私的暴走をとがめてくれた、共に特赦を受けたはずの君たち2人がっ！！

なんで俺と同じく過ちを犯そうとしている！？」

それはあの時、助けて、止めてくれた2人にだからこそ。飯田が伝えるべき言葉だった

「何の話してんだよ…」

「俺たちはまだ保護下にいる、ただでさえ雄英が大変な時だぞ。君らの行動で責任は誰が取るのか分かってのか！？」

「飯田くん違うんだよ、僕はだってルールを破っていいなんて…」

ゴチッと飯田の拳がデクを殴った

「俺だって悔しいさ！心配さ！当然だ！

俺は学級委員長だ！クラスメイトを心配するんだ！爆豪くんやAくんだけじゃない！

君の怪我を見て床に伏せる兄の姿を重ねた！
兄のように取り返しがつかない事態になったら…

僕の心配はどうでもいいって言うのか！！」

肩を強くつかむ、そして強く伝える

「僕の気持ちはどうでもいいって言うのか…！」