爆豪勝己の双子の妹は無個性だった話Part4 (ページ25)

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肝試しページ25

『確かに最初はアンタに勝つためだけに雄英に入った…けどオールマイトみたいなヒーローに昔から憧れて…個性も使えるようになって…憧れの人から名前を貰って、

あんたはいいよ、辛い思いをしないで最初っから個性が使えて…お前に何がわかるって言うんだ！』

小さい頃からつもりに積もって出てきた言葉だった

「てめぇこそ！何一つ分かってもらおうとしてねぇ！話もしねぇ！口先だけで目標も薄っぺらで全部中途半端でそんなんで憧れの人から貰った名前だァ？

どの口が言えんだ！！中途半端にその憧れとやらに見放されたのか！！」

『師匠をバカにすんな！！』

「後ろからチョロチョロクソデクみたいにいい加減目障りだてめぇは俺に守られてろ！！」

『守られるつもりは無い！！私は師匠の思いを紡ぐんだ！！』

「てめぇには無理だ」

『っ！』

お前がそれを言うのか

結局最後は胸ぐらをつかみ言い合いになり
轟やデク、麗日達が仲裁に入り相澤先生に怒られながら夕飯をとる形となった

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『ムッスゥ…』

「Aちゃん…大丈夫？」

とりあえずお互いに1発ずつ殴った

所要時間約15分

「創意工夫でより多くの人数を失禁させたクラスが勝者だ！」

「やめてください汚い」

A組とB組の肝試し大会が始まった。
補習組は授業となり相澤先生に無理やり連れてかれくじ引きの結果順番と組合が決まる

Aはデクと組み最後の8番目となった
次々と森の中に入る、時々叫び声が聞こえてきた

そんな中、待ち時間の間に夕方の爆豪との言い合いで心配をしていたデクがAに話しかける

『あいつ…わかったような口でペラペラと…』

「かっちゃんなりの心配なんだろうね」

『あ”？』

「やっ…えっと…」

ギロリとついデクを睨んでしまった。

「かっちゃん、Aちゃんのこと演習訓練とか、職場体験の時とかすごい心配してたから…大切な家族だし」

『わたしは…っ』

轟だ、と言おうと思ったが。こちらを真っ直ぐと見る緑の瞳に言葉が出なかった

「認めてあげて…兄妹なんだから」

『っ…』

？

『なんだ、この匂い』

森からは黒煙が立ち上る

「なんで…万全を期したはずじゃあ…

なんで敵がいるんだよぉ！！」

『そんな…』

「っ！」

洸汰くん！

「さぁ、始まりだ

地に堕とせ

敵連合

開闢行動隊」