146。Mismatched Bar ページ47
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バイクさんに飛ばしてもらって、家に寄らずに待ち合わせ場所に直行。
とある店の裏にバイクを停めて年季の入った扉を開けると、カウンター席のひとつに彼の姿があった。店内には彼以外に人影はない。
A「セーフ……？」
梅原「セーフ。」
マスター「アウトだよ。」
隣に腰掛けたと同時に、カウンターの下から顔を覗かせたのは、ビンテージ調のBARのマスター。
マスター「お前毎年やらかしやがって…。いい加減梅ちゃんと一緒に来いよ、可哀想じゃねぇか、学ばねぇな！」
とてつもないミスマッチ感。
私は毎回思う、お前はクラブか的屋が天職だと。
A「学ばねぇのはお互い様だ！毎回事務所に招待状送りやがって。」
このBARのマスターは私と同い年。
飽き性故に、秋冬の間しか自分の店を開かず、毎年この季節になるとオープンパーティーとして親しい私と彼を招待してくれる。因みに拒否権はない。
彼は招待状として、毎年黒い封筒に銀のカードを入れて事務所に送ってくる。
だから私は毎年言っている、せめて自宅着にしてくれと。お洒落だとしても月島Aにとっては脅迫状と勘違いされると！！
現に、以前月島マネさんが中身確認しないで騒いで、事務所内で大事になったことがあるしね…。
マスター「何お前、いっちょ前に命狙われてんの？」
A「そうですが何か？」
マスター「裏組織か！？」
A「夢見すぎ。」
マスター「まぁー、何かを得たら何かを失うんだよ…。」
梅原「俺を得て命を失う(笑)」
A「私の命軽すぎ。」
マスター「それだと梅ちゃんの存在が軽いみてぇじゃねーか。お前なぁ、お前みたいなガキにこんな優良物件勿体ねぇんだからな！？」
A「言ったなこの野郎！ガキって言ったって同い年だろ！私だってこいつと釣り合わないことぐらい知っとるわ！」
マスター「だったら釣り合うように努力しろ！」
A「しなくていいって言ってくれたもん！」
マスター「それをな、社交辞令っつーんだよ！」
A「アンチを消すことなんて不可能なんだよ！考えなんて十人十色なんだよ！」
マスター「……おまっ……新しい四字熟語覚えたのか！！頑張ったな！」
A「馬鹿にするな！！」
梅原「あはっはっはっ(笑)」
毎年、パーティーはマスターとの口喧嘩から始まるのです。
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きう(プロフ) - ろうとさん» To Tokyoだとすると……と考えて頂けると笑 (2018年10月26日 12時) (
レス) id: d3a74e45d6 (このIDを非表示/違反報告)
ろうと(プロフ) - まさかの海外から帰ってきます？ (2018年10月21日 22時) (レス) id: efe2bd5154 (このIDを非表示/違反報告)
きう(プロフ) - 零さん» お、おおお……？どうでしょう(笑) (2018年10月14日 15時) (レス) id: d3a74e45d6 (このIDを非表示/違反報告)
零 - まさかの修羅場…？？ (2018年10月14日 1時) (レス) id: e51d07dac9 (このIDを非表示/違反報告)
きう(プロフ) - 絢辻さん» コメントありがとうございます！ギャグと恋愛要素の比率をいつも心配しながら作っているので、そのような感想を頂けて安心します(笑) (2018年10月13日 15時) (レス) id: d3a74e45d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きう | 作成日時：2018年7月14日 22時
