185。インポッシブル ページ36
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石川界人、潤くんが馬鹿でよかった。
このまま気が付かないで終われる!
A「ぁー……。」
木村「危ねー………。」
A「全く、バレたらどうしてくれるんですか。」
木村「一緒に釣られろ。」
A「…先輩。」
木村「何だよ、ほらきちんと聞いてろ。」
A「……隣。」
前を見たまま、顔が強ばっている私を不思議に思ったのか、言われた通りに隣をちらりと見る木村さん。
我らの安心安全休日が静かに幕を閉じた。
客「え、え!?やばい!!」
木村「っ!?」
私達の周り一体がザワついていることに気が付いた司会者が、静かにするように促す。それを聞いて、不審に思った周り以外の観客もこちらに目を向ければ、会場が大混乱することは必至だった。
木村「行くぞ月島。」
A「ちょっ、どこにですか。」
木村「前。」
そういった木村さんは私を無理矢理立たせ、後ろから私を煽てるようにしながらステージ上に立つ皆の元へ向かった。
そう、彼は諦めたのでした。
神谷「ちょっ……(笑)」
石川「えー!!?」
福山「すげー!来てたんだ!!」
梅原「(笑)」
観客席からもステージ上からも驚きと歓声が飛び交って、ね、もうカオス。
木村さんは既にマスクを取ってるけれど、私は怖くて取れたもんじゃない。メイクがあれだからとかじゃなくて。梅のファンがいる中で月島Aが登場するという事態が。
福山「木村さんの後ろにいらっしゃるその御方はどちら様ですかー!?」
潤くんいっぺん〇ねや。
神谷「いや、もう下半身見ただけで一目瞭然だけどな(笑)」
鈴木「なんでマスク取んねーの?(笑)」
A「…ばれたら死ぬ。」
神谷「いやもうバレてんだよ(笑)」
結局こうなるんだよんもうやだあー…。
木村さんといるとろくなことにならないんだよ。
A「私が登場して不快に思われた方が多々いらっしゃるかと思います。申し訳ないです。」
日野「そんなことないから(笑)」
隣に立つ日野さんが優しくフォローしてくれる。仕事でご一緒させていただいた事が殆どないけれど、この人は優しい、私の感がそう言っている。
司会「え、お二人はガッツリプライベートですか!?」
木村「はい!あ、だからといって変な関係ではないので!」
A「そこ重要。」
福山「ちなみに、誰目当てで来たんですか!?」
A「……ちっ。」
福山「いった!!」
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています!更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか? (2021年4月2日 21時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 一気読みしてしまいました…更新が約2年前で止まってる…とても面白くて大好きです。更新を楽しみにお待ちしています (2021年2月27日 0時) (レス) id: 07bc04b22c (このIDを非表示/違反報告)
武田(プロフ) - 凄く良くて一気読みしたのにい、1年前........更新待っております(;A;) (2020年3月17日 21時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
Mさん(プロフ) - とっても大好きな作品です!更新楽しみに待ってます (2020年2月1日 14時) (レス) id: cb08f97b02 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - とても面白くて一気に読んじゃいました!更新待ってます、! (2019年12月20日 0時) (レス) id: e268673743 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きう | 作成日時:2018年10月30日 0時