169。SHANDY GAFF* ページ20
。
マスター「てかお前今体重いくつだよ。」
A「言うわけ。」
マスター「2キロ減。」
A「怖い。」
マスター「じゃあそんなお前に俺から勤労感謝のプレゼント〜。」
A「怖い怖い。しかもまだ先。」
そう言って奥に入っていってしまったマスター。
それから十数分後、なにやらお盆に大きなお皿を乗せて運んできた。
マスター「じゃーん。マスター特製カレーライスー。」
A「へぇー、どこのレトルト？」
マスター「…お前今聞いてた？マスター特製。」
A「うん、だからどこの？」
マスター「俺が作ったんだよ！」
A「えっ……。」
マスター「えっじゃねえよ。」
可愛い効果音をつけて私の前に置いたのは、自称･マスター特製カレーライス。
野菜とお肉がゴロゴロ入っていて(=カットがでけぇ)、生卵とチーズがトッピングされている。
A「へぇー美味しそうじゃん。スパイス選びから大変だったでしょー。」
マスター「作ったってそこからじゃねえよ！」
A「知ってるよ。」
マスター「じゃあ言うなよ！」
ゴチャゴチャうるさいマスターを他所に、彼の作ったカレーを一口頂く。
うん、普通に美味しかった。つまんな。
マスター「あとこれ、俺から。」
加えて、私が食べている間に作ったのか、目の前にカクテルを一杯差し出してきた。
A「Shandy Gaff。」
マスター「俺がお前に贈る言葉だ。」
A「…分かんない。」
マスター「�猝蟻未覆海鉢瓠�」
こいつの言う無駄なこと、何となく分かった。
A「マスター、君の気持ちは受け取れない。」
マスター「…俺の意見を無視すんのか？」
A「それもあるけど……これ、ビールベース。」
マスター「…すまん。」
繰り返すが、私はビールが飲めない。
A「てか変なとこでイキんな。直で言え。」
マスター「直で言ったら開戦確定だろーが。」
A「当たり前。」
マスター「…お前、変える気ないな？」
A「私がお前のアドバイス聞いた事ある？」
マスター「…ねーわ。」
A「でしょ。……まあ、治ったらきちんと会うし、デートだって行ってあげるつもり。」
マスター「それだけじゃ足りねーだろ。代償は大きいぞ。」
A「そんな？」
。
*Cocktail words
『Shandy Gaff』…�猝蟻未覆海鉢�
。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 818人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています！更新停止状態のままですが更新はされるのでしょうか？ (2021年4月2日 21時) (
レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
?(プロフ) - 一気読みしてしまいました…更新が約２年前で止まってる…とても面白くて大好きです。更新を楽しみにお待ちしています (2021年2月27日 0時) (レス) id: 07bc04b22c (このIDを非表示/違反報告)
武田(プロフ) - 凄く良くて一気読みしたのにい、1年前........更新待っております(；A；) (2020年3月17日 21時) (レス) id: 784988d0c1 (このIDを非表示/違反報告)
Mさん(プロフ) - とっても大好きな作品です！更新楽しみに待ってます (2020年2月1日 14時) (レス) id: cb08f97b02 (このIDを非表示/違反報告)
ここね(プロフ) - とても面白くて一気に読んじゃいました！更新待ってます、！ (2019年12月20日 0時) (レス) id: e268673743 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きう | 作成日時：2018年10月30日 0時
