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それから希くんは一向に手を放してくれることはなかった
しかし、だんだんと慣れてきて、なんだかそこまでドキドキしなくなってきた
というか、希くんは親友になったら距離がかなり近くなるんだなぁ
「あ、イルカショーあるみたい」
zm「お、ええな！」
ということでイルカショーの場所に向かう
そこは、まぁ予想通りというか当たり前というか、人で埋め尽くされていた
zm「あー…だいぶ遠いな…
イルカショーあるって、もうちょいはよ気づけば良かったなぁ」
最前列は諦め、結局かなり後方の位置から見ることになった
「まぁ、ここでも見れるし、水は掛からないからいいんじゃない？」
zm「せやな！」
しかし人が多すぎる
各々がイルカを一目見ようと、ぎゅうぎゅうに体を寄せてくる
結構苦しいかも…
その時、腰を引き寄せられ、隣の人とスペースが出来たことで少し楽になった
見ると希くんが自身の方へ引き寄せてくれていた
「ありがとう」
zm「あ、あぁ、うん、別にええよ」
そうこうしているとアナウンスが響き、ショーが始まった
「うわ！ジャンプ高い！！」
「見て見て、クルクル回ってる！可愛い〜！」
とにかくショーが楽しくて、夢中になっていた
気付けばショーも終わり、閉館の時間が迫っていた
お土産屋さんに寄るとキーホルダーやぬいぐるみが置かれてあった
「あ、これ…」
思わず手に取ったのはペンギンのキーホルダー
確かエーミールさんってペンギンのスキン使ってる動画があったよね
推しっぽいグッズを持ってるって感じがしていいかも
zm「何見てんの？」
「これ、私の気になってる人に似てるんだよね…買おうかな…」
zm「気になってる人…？それって好きな人ってこと…？」
好きな人…？まぁ、推しだから好きな人という言い方でも間違いではないよね…
「そうだね、好きな人かな」
zm「ｯ……へぇ、そうなんや…」
「あ、クッキーもある。職場に持っていこうかな」
ペンギンのキーホルダーとクッキーを手にレジへ並ぶ
「ふふ、可愛い」
手のひらでコロンと転がるペンギンはとても可愛くて癒された
毎日使うカバンに付けて行こ
会計を終え、希くんの元へと向かう
「ごめん、お待たせ！」
zm「あぁ、うん…」
「どうしたの？疲れちゃった？」
zm「あー、まぁそんなとこやな」
じゃあ帰ろっかと促す
その出口へ向かう私達を、あの人が見てたなんて知る由もなかった
「あれ…？あれってゾムさんと、隣にいるのはまさか…」
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黒蜜(プロフ) - ReiHetaさん» お待たせ致しました！リクエストのお話が出来たのでお知らせ致します！ (2021年4月23日 10時) (
レス) id: 63c798435c (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 黒蜜さん» ありがとうございます。楽しみに待ちますね (2021年2月26日 15時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜(プロフ) - ReiHetaさん» リクエストありがとうございます！本編とごちゃ混ぜになって、話が分からなくなるのが嫌なので、番外編として本編とは別に書かせて頂きますね！ (2021年2月26日 15時) (レス) id: 63c798435c (このIDを非表示/違反報告)
ReiHeta(プロフ) - 黒蜜さん» ありがとうございます。それではemさんが夢主ちゃんの誕生日にプレゼントをあげる話でお願いします (2021年2月26日 15時) (レス) id: bd92c2b39c (このIDを非表示/違反報告)
黒蜜(プロフ) - ReiHetaさん» 初めまして！読んでいただき、ありがとうございます！emさん推しの方に読んでいただき、とても嬉しいです！リクエスト受付中です！ぜひお願い致します！ (2021年2月26日 15時) (レス) id: 63c798435c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒蜜 | 作成日時：2019年7月2日 3時
