金髪狼少女と個性豊かな幹部たち【wrwrd!】 (ページ41)

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【40】狼族ページ41

破壊された扉の後ろには
さっきいた兵士さんたちが血を流して
倒れていた。

『ひうっ！』

｢お前は…!?アーニー様が探しているぞ？俺と一緒に…｣

アーニー…？

僕に関わった事があるのか？

目の前に敵幹部の腕が伸びる。
僕は恐怖と困惑で動けなかった。

すると

rb｢お前、黙れ、そしてﾀﾋね｣

凄い速さで目の前の敵が刺される。
ロボロがナイフで相手を殺したのだ。

『ロボロッ！』

僕はロボロの体に抱き付く
そうするとロボロは優しく頭をなでてくれた。

『ロボロ、なんで相手の幹部は僕を知ってるの？アーニーって誰？』

rb｢ｯ!それは…｣

ロボロが少し下を俯き
悩んでいると
パソコンの画面が騒ぎ出した。

rb｢どうした!?何があったん!?……え！″狼族″が姿を現して戦いだした!?｣

『え!?』

狼族がいる？
なんでこんなところに？

ーー

kr side

なんでこんな戦場に
Aのような狼族がいるんだ？

ad｢一つ知らない国がいるようだがまぁ良い。我々国！Aさんを返してもらおうか!!」

ar(アーニー)「狼族が現れただと!?」

ar｢今すぐ捕まえるんだ!｣

kr｢相手の総統は狼族を連れ去ることも目的の一つなのか？｣

syp｢その可能性もありますね…｣

横でスナイパーを構えている
ショッピくんが言う。

今回はα国と戦うと聞いたため
急遽参戦することになったのだ。

kr｢Aの事も狙ってるみたいだけど…｣

ci｢俺達が狼族の事を攻撃する理由もありません。狼族の方達を守りましょう｣

kr｢きっとグルッペンさんやぺいんとから指示が出るはずだ。それに従おう｣

syp,ci｢｢はい!!｣｣

そう考えているとインカムが反応した。
相手はぺいんとからだった。

kr｢ぺいんと！今これはどうなっているんだ！｣

pe《こんな事は俺達やグルッペンさんも予想してなかったようです。ですが狼族もAちゃんにとって大切な仲間…。狼族をα国から守り切りましょう！》

kr｢そう来ると思ったぜ！任せろ！｣

pe《頼りにしてます！》

そう言いインカムが切れた。

ほぼ同じタイミングでショッピくんたちも
指示が出たようだ。

kr｢グルッペンさんはなんと…？｣

syp｢狼族の奴等を死ぬ気で守れと｣

ci｢言われました｣

kr｢そっか…なら！｣

改めてスナイパーを構え

kr｢死ぬ気で守らないとな！｣

そう言った。
狼族のためにも。
Aのためにも。