金髪狼少女と個性豊かな幹部たち【wrwrd!】 (ページ29)

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【28】水色と黄色の思いページ29

kn｢戦争についてどう思ってるか？｣

『そうです』

sho｢戦争についてかー｣

とても静かな日の中央廊下。
手摺りに寄りかかるコネシマさんと
シャオロンさん。

僕はその反対側にいる。

kn｢でもなぁAが戦争について聞くなんて…以外やな｣

sho｢俺も。んで、Aちゃん戦争について…どんな感じのことを言えばいいん？｣

『そうですね…戦争にどんな思いをもって参加しているか戦争についてどう思っているか…みたいなことを教えてほしいです』

kn｢せやなぁ…｣

コネシマさんは腕を組み悩んでいた。
シャオロンさんは少し自然を下に向けて
悩んでいるようだった。

kn｢戦争にどんな思いを持って参加してるかはな大体みんな、同じだと思うねん。俺的にはこの世から戦争はなくなってほしいってずっと思ってる。シャオロンだって思っとるやろ？｣

シャオロンさんはコクンと頷いた。

kn｢戦争に関わりのない大人、子供が被害に遭う。被害に遭うだけじゃなくて命を亡くす事だって勿論ある。0にするってのは難しいことかもしれないけど俺はそれを目指してる。戦争がなくなることが第一。もしなくなるのが見えなかったらそれはそれで俺ら幹部が命を懸けて人を守る。まぁ、まとめて言ったら人を、少しでも犠牲者をなくすために戦ってる…かな｣

『なるほど…シャオロンさんはどうですか』

sho｢コネシマが言ったこととほぼ同じや。戦争は化学兵器を使い、時には人をたくさん殺してしまう。戦争で中心的に出てる気持ちは″欲望″やな。一つのことを二つ、もしくはそれ以上の数の幹部、国が争い合う。殺しあって。最後は残酷な景色が目の前に広がって。そんな所を正直、もう見たくないねん。だけど見たくないってだけで逃げ出すのも可笑しいやろ？我々国の幹部として。恥でもあると思う。仲間、そして人を守るために俺は戦ってると思う｣

二人とも話すときの瞳が
違った。

真っ直ぐと凜としていて
カッコよかった。

『…お話ありがとうございます。タメになりました…』

kn｢？どうかしたん？｣

『いや…お二人がとてもカッコよく見えて…最初からカッコいいのは知っていたのですが…』

sho｢……っえ//？｣

顔が熱い。
耳も熱い。

sho｢Aちゃん｣

『…はいっ』

sho｢…その…ありがとな//…？｣

『…ふぁい…/』

kn｢…(めっちゃA可愛いやん)｣

中々暑い体温は下がらなかった。