金髪狼少女と個性豊かな幹部たち【wrwrd!】 (ページ28)

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【27】桃色の思いページ28

rb｢え？幹部のことをどう思っているか？｣

『うん。気になってね』

僕は今日の夕方
ロボロを屋上に呼び出した。

時間ぴったりに来てくれた。
何でこんな話をしたかというと
幹部のことをどれだけ信用しているのか。
幹部とどれくらい仲がいいのか。

戦争に向けて我々国はどのくらい
信用しあって戦争をしているのか。
気になったからだ。

rb｢ん～。みんなの事は普通に仲間やと思っとるよ｣

『んー具体的に!』

rb｢そうやなぁ…個性豊かで一人一人何かを考えてるか分からないときがほとんど。だけどそれも一人一人の個性を持っているからこそ他の考えや自分にしか出来ない事を持ってたりする｣

屋上の柵に寄りかかり空を見ながら
言っていた。

風に靡き横から見えるロボロの瞳は
とてもきらきらしていて綺麗だった。

rb｢それをいかせてるから今、生きられてる。まぁ、要するにアイツらはよく俺のことをからかったりしてくるけど俺にとっては大切な仲間。信用できる仲間や。｣

『…』

rb｢ん？どうしたん｣

『いや…何か幹部の人一人一人が考えてることがやっぱり違ってそれも個性…自分の考え方なのかなって思って。』

rb｢まぁ、そうなのかもな｣

『でもさ、ロボロって真面目だよね』

rb｢え、そうか？｣

『それもちょいバカ真面目w』

rb｢A、喧嘩うってるか？｣(悪魔スマイル)

『でもそれがロボロの個性、自分のやり方、考え方なんだと僕は思うよ。ロボロの考え方嫌いではないけどね。むしろ、好き』

rb｢！｣

僕も柵に寄りかかり空を見上げる。
隣にはロボロがいてこちらを見ている
気がした。

『そんな大切な仲間、失わないようにしてるみんなは凄いと思うよ。誰一人欠けず生きている。奇跡だと僕は思う』

rb｢A…｣

『だからさ…』

rb｢…｣

僕はロボロの方に握り拳を
出し微笑む。

『次の戦争も誰一人欠けることなく勝利してよ。』

rb｢…！ふっ勿論や！｣

『約束だからね！』

rb｢約束って言うならこっちの方がええんちゃう？｣

そう言いながらロボロは
長くて細い小指を出してくる。

僕はそれが分かり
自分も小指を出しロボロの小指に
絡めた。

『約束』

rb｢約束な｣

『あーでも僕。戦争にちょっと興味がー』

rb｢おまっ!?ホントに言ってるん!?｣

『嘘嘘w』

そのあとは二人で笑い合った。
こんな楽しい日々がずっと続けば良いのに。
信用できる人間がいるんだから。